アルクトスが引退、種牡馬へ

先日10日に盛岡競馬場で行われたマイルCS南部杯(Jpn1、芝1600m)を日本レードで快勝したアルクトス(牡7、栗田徹厩舎)が、現役を引退することが明らかになった。10日、同馬の所有者である山口功一郎氏が自身のTwitterで明かした。

アルクトスは2017年10月に東京のダートでデビュー。翌年に2戦目の未勝利戦を快勝すると、11月の錦秋Sを勝利しオープン入り。4歳にのプロキオンSを勝利し重賞初勝利を果たすと、続くマイルCS南部杯で2着に好走。翌20年に雪辱を果たすため再び出走したマイルCS南部杯を制し、G1・Jpn1初勝利を果たした。連覇を狙った昨年のマイルCS南部杯も勝利し、2連覇を達成した。

近年は長らく球節の不安と戦いながら走っており、3連覇を狙った前走のマイルCS南部杯で14着に大敗したことで引退を決めた。引退後は優駿スタリオンで種牡馬入りを予定していると山口オーナーが明かしている。

アルクトスは父アドマイヤオーラ、母ホシニイノリヲ、母の父シンボリクリスエスという血統。通算成績は24戦10勝。アルクトス号、お疲れさまでした。