【中京記念2022予想】1996年の覇者イナズマタカオーを彷彿とさせるアーデントリーが小倉巧者を襲名!

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今週の日曜日、小倉競馬場のメインレースは、今週末唯一の重賞中京記念が行われます。1800mで行われますが、小倉開催はマイルがないこともあってサマーマイルシリーズの第2戦となっています。シリーズ緒戦の米子ステークスから5頭出走してきた中でも、2着だったカイザーミノルが一歩抜けているようです。マイル以外にも様々な路線から挑戦してきており、今年も予想のし甲斐がある好メンバーが揃っています。

そんな中で注目しているのは、6歳牡馬のアーデントリーです。前走は約1年ぶりのレースで米子ステークスに出走し、11着からの叩き2走目となっています。前走は大きく敗れているものの、個人的には1996年の中京記念の覇者イナズマタカオーを彷彿とさせる馬と感じます。

イナズマタカオーは、ナリタブライアンやエイシンワシントンなどの名馬と同期で、重賞を3勝した馬。今やG1出走馬の常連にもなっている音無厩舎の初勝利、初重賞制覇を果たした音無厩舎の歴史を作った馬といってもいいほどの馬でした。小倉競馬場でデビューし当時小倉1800mで開催されていた北九州記念を勝利した小倉巧者なのですが、その馬が勝った重賞の1つが中京記念で、当時は中京2000mで行われ10番人気ながら勝利しています。

なぜ26年も前の馬とリンクさせるか?というのは不思議に思われるでしょうが、私の競馬人生の中で培った記憶では、
本来中京開催の中京記念が小倉競馬場で行われる、という小倉と中京が入り混じった中で活躍した馬として、真っ先に思い出されたのがイナズマタカオーでした。

まずデビューが小倉競馬場で2勝。今回の出走メンバーで小倉競馬場デビューの馬は2頭しかおらず(アーデントリーとベレヌス)、その2頭の中で小倉2勝以上なのはアーデントリーだけなのです。さらに、イナズマタカオーは重賞3勝もしていながらムラ駆けタイプの馬だったため、勝利した時はあまり人気のないことが多く、全6勝は、9番人気、6番人気、5番人気、6番人気、3番人気、10番人気での勝利でした。

対してアーデントリーの全4勝は、7人気、3人気、7人気、12人気と何気に似通っているのです。2頭とも一番人気のある時が3番人気で二けた人気でも勝利しているのです。そして2頭ともデビュー以来、一度も1番人気になったことがないのです。人気タイプは、かなり似通っています。

加えて、両馬ともデビュー時の馬体重が430kg台(イナズマタカオー・434kg、アーデントリー・436kg)でそして6歳夏頃には(イナズマタカオー・462kg、アーデントリー・454kg前走)と馬体の成長も似通っているのです。

ということで、中京記念は、これまでの人気や成長が1996年の覇者イナズマタカオーを彷彿とさせるアーデントリーがデビューの地、小倉巧者を襲名するべく、重賞制覇を果たしてくれることに期待して応援したいと思います。