【平安ステークス2021予想】叩き3走目のアルドーレ、自在性のある脚で重馬場乱ペースの混戦を断ち切る!

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中京競馬の土曜メインはダート重賞の「平安ステークス」です。

かつては冬場に行われフェブラリーステークスのステップレースですが、近年は5月のこの時期となったことから、ここ2年連続して同レースの勝馬が帝王賞でも2着になっており、交流重賞の帝王賞へのステップレースとして確立しつつあります。

今年の出走馬16頭も、マシュロレーヌやマスターフェンサーなど地方の交流重賞を主に使ってきている馬5頭に加え、ダート戦3連勝後マーチステークスで1番人気となったアメリカンシードや2勝クラス3勝クラスを連勝中のヴェルテックスやドスハーツなど今後の交流重賞を含めたダート路線で活躍してきそうな素質馬が揃ったようです。

その中で注目しているのはオルフェーブル産駒の6歳牡馬のアルドーレです。今回の出走馬は若い馬が多く、6歳でも最も年長となりますが、アルドーレは1年の休養もあるため、6歳馬ながらまだ16戦しか走っておらず、まだまだ伸びしろがあります。

今回は5か月の休み明けから叩き3走目。11着から5着と順位を上げてきているのですが、前回の1年の休み明けも11着、5着、3着と今回と同じような軌跡を辿っていますし、新馬デビュー後も3戦目で初連対を果たすなどレースを走っていくことで実力を発揮する馬のようです。叩き3走目の今回は、一番走りごろと言えます。

また今回の中京1900mという条件が結構特殊で、1800mより距離が長いせいか、逃げ差しだけでなく捲り競馬もよく見られます。これは東京2100mと同じでペースだけでなく、どの馬が道中動いてくるかによって全く別のレース形態になったりします。

メンバーもまさにそんなレース形態を予感させるメンバー構成となっています。有力馬のアメリカンシードは逃げ先行、マスターフェンサー、マシュロレーヌが差し捲りですから、有力馬がしっかり勝負するならば、目まぐるしく展開の変わる差し捲り合戦となっても不思議ではないのです。さらに週末の雨模様での重馬場必至ですから、スピードも出てきてペースも乱れる可能性も大きくなっています。

そんな乱ペース混戦必至模様のレースこそがアルドーレにとってはプラスと言えるのです。東京2100mで勝っていますし、5走前のジュライステークスでは捲りで見せ場たっぷりの3着、そして4走前の阿蘇ステークスでは小倉1700mダート良馬場で1分43秒7という好タイムで制しています。差しでも捲りでもスピード勝負もできるアルドーレの自在性が今回活きてくるはずです。

ということで平安ステークスは、叩き3走目差し捲り自由自在のアルドーレが重馬場乱ペースの混戦を断ち切って、重賞勝利を果たしてくれることに期待して応援したいと思います。