【クローバー賞2019予想】オータムレッド、強力道営馬の包囲網を打破できるか

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2歳戦の中で最初の重賞である函館2歳ステークスの勝ち馬となったビアンフェですが、新馬戦でビアンフェを2着に退け優勝したオータムレッドが今週日曜9レースの2歳オープン、クローバー賞にルメール騎手を鞍上に迎えて出走を予定しています。新種牡馬ワールドエースの産駒で母ティッカーコードにとっても初仔ということで未知数の魅力が詰まった血統となっています。

デビュー戦はレーン騎手騎乗で5番手追走からクビ差の接戦を制してビアンフェを撃破しており、1200mから今回は300mの距離延長となりますが、父を見る限りむしろ合うのではないかと思われます。また、2着馬が後の重賞勝ち馬ということもあり、レースレベルの高さも含め今回も期待の1頭となりそうです。

今回ライバルとして注目したいのはJRA勢よりもむしろ6頭の登録がある道営馬の中でもダイワメジャー産駒のエイシンタンチョウ、ヨハネスブルグ産駒のヨハネスボーイ、アンブライドルド産駒のリヴェールブリスの3頭です。中央の芝で走っている父系でもありレース経験の浅いオータムレッドよりも一日の長があると言えます。

騎乗するルメール騎手としては、一昨年はタワーオブロンドンで2着、昨年はクラヴィスオレアで3着と、惜しいところで勝てていない経緯もあるだけに勝ちたいレースの一つでもあるかもしれません。

地方馬は一昨年にダブルシャープが勝利していますが、この包囲網なら今年も道営から勝利が狙えるのではないでしょうか。特に単勝ではオータムレッドに人気が集中しそうなだけに、道営陣営に妙味がありそうですね。