JRAアイビスSD(2020)の鉄板軸馬は“テンの速さ”が魅力のあの馬で決まり!

度重なる大雨が続いており、梅雨の終わりはまだ見えない状況ですが、新潟競馬の風物詩であるアイビスSDがいよいよ開催されるということで、競馬業界はいよいよ本格的に夏競馬に突入です。

同レースを予想する上で例年一番重視している要素は“テンの速さ”です。過去データと傾向の動画でも紹介しましたが、同レースは「逃げ馬」の好走率が非常に高く、ハナに立った馬がとにかく好走傾向にあります。

走破時計1分弱という短いタイムで決着する超スピード決戦故、スタートの速さは勝敗を分ける大きな要因となります。今年も、韋駄天Sを制したライオンボス、同2着のジョーカナチャン、テレビユー福島賞を初芝にも関わらず逃げ切ったアユツリオヤジ、ダートの快速馬ゴールドクイーンなど、テンの速さを武器に結果を出してきた馬が多数出走してきています。

その中でも今回とくに注目しているのが韋駄天S・2着のジョーカナチャンです。

斤量は54kgで、先に挙げたテンの速い馬達よりも2kg以上のアドバンテージがあるのは大きな魅力です。また、新潟1000mは4戦して2勝、2着1回、3着1回と好成績で、その4戦のうち3戦でハナを奪っています。この条件を得意としているのは明白です。唯一負けたルミエールオータムDは10着と惨敗でしたが、骨折明けの一戦だったことを考えれば度外視しても良さそうです。今年初戦の淀短距離Sでは2着、北九州短距離Sは5着、前走の韋駄天Sでは2着と調子もしっかり戻ってきています。

今回重賞初挑戦となりますが、1000mの適性の高さや韋駄天Sの好走ぶりからもある程度の人気は集めそうな気配があります。妙味はあまりなさそうですが、この条件なら崩れることはなさそうで、軸として見た時に信頼度は高い1頭であると感じます。

テンの速さ、斤量、韋駄天S・2着の実績、昨年からここを目標にしてきている臨戦態勢と、好走条件は揃っているここは上位必至と見てジョーカナチャンを本命視したいと思います。