【麦秋ステークス2025予想】年齢とローテーションに傾向あり?データが導く好走パターンとは

土曜の東京メインに組まれているのは、ダート1400mで行われる3歳以上3勝クラスのハンデ戦「麦秋ステークス」。
2020年から2023年の本レースに加え、昨年同条件で行われたタイキシャトルカップの結果も参考にして傾向を見ていくと、脚質面では先行が2勝、差し馬が3勝しており、明確な偏りは見られない。展開や馬場次第で、どの脚質にもチャンスがあるレースといえる。
そんな中で穴馬として注目すべきは、阪神ダート1200mからのローテーションで参戦する馬。一見関連性が薄そうなステップだが、実は過去にこのローテを踏んだ馬は3頭すべてが複勝圏内に好走している。そして今年この条件に該当するのが、アジアエクスプレス産駒の6歳牡馬ホワイトガーベラ1頭のみ。もし出走が叶えば、馬券的な妙味は高いといえる。
一方、年齢別成績に目を向けると、勝ち馬は4歳馬か5歳馬に限られてくる。この点からも、6歳のホワイトガーベラや、同じく6歳で前走の鎌倉ステークスで4着だったラニ産駒のムーヴ、さらには7歳で昇級初戦となるキュムロンニンバスらは、好走しても2着・3着までと見るのが妥当だろう。
また、性別による傾向も見逃せない。これまで牝馬の勝利例はなく、今年の出走予定馬の中ではサンダースノー産駒の4歳牝馬カフェニクスが該当する。前走はこのクラスで5着と善戦しているが、牝馬が勝ち切れていない現実を踏まえると、信頼度はやや落ちると見るべきだ。
出走枠の確保そのものが一つのハードルとなる麦秋ステークスは、展開・年齢・ローテーション・性別といった複合的な要素を見極めることが求められる一戦である。波乱の可能性も十分で、馬券戦略の妙が問われるレースになるだろう。