【JRA京都大賞典2021予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は？

有力馬の秋の始動戦「京都大賞典」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

ヒートオンビート（牡4、友道康夫厩舎）

10/6（水）栗東・芝（やや重）5F63.4－4F49.8－3F36.9－1F11.8（馬なり）

栗東芝コースを単走。馬場の外側を馬なりのまま軽めに追われてラスト1Fは11.8をマークしてゴール。軽めの内容でしたが、全体時計は自己ベストを大きく更新しており、行きっぷりも抜群でした。時計の出やすい芝コースでしたが、終いの脚も鋭く、前駆・後駆ともに力強く推進力抜群の走りでした。1週前は栗東CWコースで3頭併せを行い、一杯に追われて6F83.0－1F12.0をマークして併走馬に半馬身遅れ。相手には遅れましたが、折り合いもスムーズで直線の伸びも優秀でした。2週前から良い負荷を掛けられており、久々でも力は出せる状態に仕上がっている印象です。

オセアグレイト（牡5、菊川正達厩舎）

10/6（水）美浦・坂路（良）4F54.1－3F39.1－2F25.5－1F12.5（馬なり）

野中悠太郎騎手を背に美浦の坂路で2頭併せ。僚馬グレイトミッションを2馬身追走し、直線は内から好ラップで加速していき、半馬身先着しました。直線序盤で併走馬がやや内にフラついてきましたが、これに動ずることなく集中して真っ直ぐ登坂しており、ブレのないフットワークでしっかり先着できた点は高く評価したい点です。1週前も野中騎手を背に南Wで強めに追われ、4F52.1－1F11.9の好時計をマークして併せた馬に1馬身先着しました。攻め動くタイプの馬で、今回もこの馬らしい攻めの内容をしっかり消化しており態勢は整ったという印象です。

ベレヌス（牡4、杉山晴紀厩舎）

10/6（水）栗東・坂路（良）4F52.9－3F38.1－2F24.8－1F12.4（馬なり）

栗東坂路で単走。外ラチ沿いを活気十分のフットワークで登坂しました。全体時計は平凡でしたが、馬なりでもキレイな加速ラップを踏めており、最後まで集中して推進力のある走りで駆け上がりました。日曜の追い切りは坂路を馬なりで4F59.0－1F13.8をマークと軽めでしたが、最終は馬なりでも好ラップで活気ある追い切りを消化しており、無理せず好時計をマークと順調です。乗り込み量も十分で、ここへ向けてのデキは良いように思えます。