【中山牝馬S予想2022】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

記事「【中山牝馬S予想2022】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?」のサムネイル画像

ヴィクトリアマイルの前哨戦「中山牝馬S」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。

ミスニューヨーク(牝5、杉山晴紀厩舎)

3/9(水)栗東・坂路(良)4F57.5-3F40.9-2F26.2-1F12.9(馬なり)

M.デムーロ騎手を背に栗東坂路で単走。4F57.5とかなり軽めの内容でしたが、1週前に仕上げて最終は息を整える程度という調教はこの馬のお決まりパターン。その1週前はデムーロ騎手を背にやや重のCWコースで2頭併せを行い、6F82.6-1F10.9の猛時計をマークして1馬身先着する好内容の追い切りを消化しています。直線軽く促した程度でも気持ちを乗せて滑らかに加速し、ラスト1Fは10秒台の切れ味。約3ヶ月ぶりですがひと息入った影響をまったく感じさせない動きで、力は出せる状態に仕上がっている印象です。

シャムロックヒル(牝5、佐々木晶厩舎)

3/9(水)栗東・CW(良)6F81.3-5F66.3-4F52.4-3F37.6-1F12.0(一杯)

団野大成騎手を背に栗東CWコースで単走。直線一杯に追われると、ラスト1F12.0をマークしてゴール。重心が沈む走りで最後まで集中を切らすことなく踏ん張っていた姿勢は好感が持てます。1週前も団野騎手を背にやや重のCWコースで追われ、7F97.1-6F80.9-1F12.1と長めにやって自己ベストと同等の時計をマーク。荒れて力を要す馬場状態だったCWコースで好時計をマークしている点からも、切れるというよりはしぶとさが持ち味。少し上がりのかかる今の中山の馬場なら、力も発揮しやすくなるでしょう。

アブレイズ(牝5、池江泰寿厩舎)

3/9(水)栗東・坂路(良)4F51.8-3F37.7-2F24.6-1F12.4(馬なり)

栗東坂路で単走。息を整える程度の軽めの内容でしたが、時計は優秀。1週前は51.9、2週前は51.7と好時計を連発しており好調です。昨年12着に敗れた同レースの最終追いでは舌を出して集中力を欠き、全体時計も54.2とかなり遅めでしたので、今年は好状態で臨めそうです。時計は出す時と出さない時があり、走り時が分かりづらい馬ではありますが、今回休み明けでも調教の動きが非常に良く、好調と判断します。