ビッグレッドファーム、大型種牡馬ベンバトル導入へ

ビッグレッドファームといえば、亡くなった岡田総帥の相馬眼で安価な馬でも重賞やオープンクラスで勝ち負けできる素材や逸材を育てるなど、海外の有力な種牡馬や繁殖牝馬を積極的にに導入しているノーザンファームや社台ファームなどとは違った角度から競馬を盛り上げている有力牧場の1つといえます。

今年はオークスを制したユーバーレーベンが存在感を示しており、今週のジャパンカップにも登録があります。マイネル・マイネの冠名はついていませんがお馴染みの勝負服がジャパンカップで見られるのも楽しみの1つとなりそうです。

そんなビッグレッドファームの看板種牡馬といえば古くはロージズインメイ、今ではゴールドシップといったところですが、大きな可能性を秘めた投資を行いました。2018年のドバイターフ勝ち馬のベンバトルを来シーズンから種牡馬として導入することになったようです。

ゴドルフィンとしてもドバウィの血をひく血統馬だけに、手放すとは思えないような良血ですが、ビッグレッドファームとしても大きな投資、勝負となる1頭となります。

日本馬5頭が大挙出走となった2018年のドバイターフで、ヴィブロス以下を退けて勝利しており、日本の競馬ファンにも印象深い1頭ではないでしょうか。

通算戦績は25戦11勝と高い勝率を誇っており、また芝1800mで強さを発揮した現役時代のスピード能力は、最近の日本競馬が求めるものとマッチしていることもあり、どれだけの繁殖牝馬を集められるのか、初年度の種付け、産駒には注目していきたいですね。