【新潟記念2016予想】波乱の使者となるか?バーディーイーグル

夏の2000m重賞で争われるサマー2000シリーズの最終戦、新潟記念がいよいよ今週末開催されます。現在、シリーズの優勝争いは札幌記念を制したネオリアリズムが13ポイントで1位ですが、同率2位にはアルバートドック、マイネルミラノ、クランモンタナのそれぞれ重賞1勝をしている10ポイントの3頭がおります。3位以下にはダコール(8ポイント)、ベルーフ(5ポイント)と、今回新潟記念に出走する馬によって熾烈な上位争いが行われております。

サマーシリーズを賑わす人気上位に「待った!」波乱の使者はバーディーイーグル?

しかし、今回はそんなサマーシリーズを盛り上げる上位メンバーに待ったをかける魅力的な馬を紹介したいと思います。その馬はバーディーイーグル。バーディーイーグル自体、七夕賞で7着に敗れておりサマー2000シリーズのチャンピオンへの道は閉ざされましたが、だからと言ってこの新潟記念を激走しないとは限りません。

多くの競馬ファンの方もご存知のとおり、この新潟記念はサマー2000mシリーズ唯一の左回りです。せっかくなので中京競馬場も使って中京でも開催すれば左回りが2つとなってより面白いシリーズになってくると思うのですが、その話は今回は置いておきましょう。この左回りを得意としているのが他ならぬバーディーイーグルです。

バーディーイーグルは、ダートを含めて右回りは9戦して3着が1回のみですが、対する左回りの方は21戦して5勝、2着2回、3着7回と勝率24%、連帯率33%、3着内率67%という好成績を収めています。右回りはからっきしですが、左回りだとのびのびと走って良い結果を出しており、まさに左回り巧者であることが分かります。

この成績を見れば前走右回りの七夕賞で7着だったのも仕方がないと思えますし、むしろ初重賞の挑戦としては頑張った方ではないでしょうか。次走は叩かれての挑戦、さらに得意の左回りとくれば本来の力を発揮できる可能性は高いでしょう。前走の負けで人気も落としそうですが、新潟記念は荒れる傾向が強いレース。波乱の使者にはピッタリではないでしょうか。

今年のリオ五輪では女子ゴルフで野村敏京選手(23)が6バーディー、ボギーなしで通算9アンダーの4位に惜しくも敗れましたが、遠く離れた夏の新潟競馬場ではバーディーイーグルが華麗に決まる、なんてことも?