【葵ステークス予想2025】スプリントG1へ繋がる一戦!ムイやダンツエランなど出走予定馬を考察

重賞へ格上げされて今年で8回目となる3歳スプリントの「葵S」。オープン特別時代から多数のG1馬を輩出しており、後のスプリントG1にもつながる可能性があるレースとして注目したい1戦です。今回は出走を予定している競走馬の中でもとくに人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしました。
ムイ(牝3、笹田和秀厩舎)
前走の橘S・1着から参戦するムイ。道中は控えて脚を溜め、直線に入って外から上り2位の33秒4の脚を伸ばして差し切って快勝。2走前のニュージーランドTでは12着と大敗しましたが、中1週というローテーションの中、初のマイルで序盤は接触でムキになるところもあってと、終始スムーズな競馬ができませんでした。1400m以下では3戦3勝という実績で、前走の内容からも1200mへの距離短縮は大きなプラスとなるはずです。デビュー戦から同馬の手綱を握る今村聖奈騎手にとっては、自身2つ目の重賞タイトルを掴む大きなチャンスでもあり、見どころあるコンビとなります。
ダンツエラン(牝3、本田優厩舎)
前走の桜花賞・16着から巻き返しを狙うダンツエラン。昨年末は阪神JF・17着、今年初戦のフィリーズレビュー・6着、前走の桜花賞・16着と近3戦はハイレベルな重賞戦線で敗戦続き。ただ、11月のファンタジーSはハナ差の接戦を制して初の重賞制覇を果たしており、G3勝ちの実績あり。初の1200mがどうかという不安はありますが、近走よりもグッとメンバーレベルが落ちるここは地力の高さで押し切ってくる可能性も十分。タフ馬場のファンタジーSを勝ちきっているように、道悪も問題なし。敗戦続きで人気が落ちるようなら絶好の狙い目となりそうです。
ウイントワイライト(牝3、西園翔太厩舎)
デビュー戦、1勝クラスと無傷の2連勝で駒を進めてきたウイントワイライト。デビュー戦はダートの1400mで、逃げ切り勝ち。続く前走の1勝クラスは、好位追走から直線の追い比べで抜け出し、後続に並ばせずに快勝。デビュー戦がダートだったのは番組上の都合もあってということで、当然芝路線も検討されていた素質馬です。前走の勝ち時計1分21秒2は初芝としては優秀で、十分に高い適性があることを証明してくれました。初の1200mがどうかという点はありますが、芝でもダートでも前目につけることができる器用さがあるので、あっさり対応してくれる可能性も。今季好調のシュタルケ騎手が騎乗する点も心強く、無傷の3連勝で重賞初V達成となるかに注目です。