【チェアマンズスプリントプライズ予想2025】春の香港スプリント王決定戦!カーインライジングやサトノレーヴなど出走予定馬を考察

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27日は、春の香港競馬の最強スプリンターを決める一戦「チェアマンズスプリントプライズ」が開催。海外調教馬で同レースを優勝したのは2016年に勝利したオーストラリアのシャトークア1頭のみ。それ以外は全て香港馬が制しており、地元香港勢が強烈に立ちはだかる一戦でもあります。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

カーインライジング(セ4、D.ヘイズ厩舎)

香港のスプリントG2・スプリントCを快勝して駒を進めてきたカーインライジング。現在シャティンのスプリント戦を11連勝中で、香港スプリント、センテナリースプリント、クイーンSJCなど香港G1を3勝しており実績は上位。すでに香港のスプリント三冠競走のうち二冠を制しており、香港スピードシリーズ短距離三冠制覇に王手がかかっている状況ということで陣営の本気度はかなり高いはず。地元香港の最強スプリンターとしての地位を盤石なものとしつつあり、ここも当然勝ち負けでしょう。

サトノレーヴ(牡6、堀宣行厩舎)

今年の高松宮記念を制したサトノレーヴ。しっかりとある程度の位置を取りにいき、ペースアップにも対応して直線は外からまとめて差し切って快勝しました。懸念されていた直線の坂や経験のなかった左回り、そして暮れの香港以来のぶっつけを全てクリアしてと中身の濃い勝ち方でした。シャティンの1200mも2走前の香港スプリント・2着の経験があり、適性も問題なし。父ロードカナロアは2012と2013年の香港スプリントを制しており、香港でも通用するスピード力はしっかりと父から引き継いでいる模様。3戦2勝3回1回とコンビ相性抜群のモレイラ騎手とのコンビでシャティンの頂点を狙います。

ルガル(牡5、杉山晴紀厩舎)

高松宮記念・7着から巻き返しを狙うルガル。内目から先手を取りに行って番手から追走するも、外伸び&差し競馬で全く展開が合わずの敗退。前傾ラップでこその典型的なスプリンタータイプで、上がり決着だと分が悪いのが難点。昨年のスプリンターズSではハイペースを先行し、持久力を生かした走りで突き放して快勝しており、展開一つでパフォーマンスがガラリと変わる1頭です。昨年の香港スプリントは発馬で後手に回り11着に敗れており、こちらも不完全燃焼。自分の競馬さえできればここでも勝ち負けでしょう。