【ドバイゴールデンシャヒーン2025予想】世界最高レベルのダート短距離G1!ストレートノーチェイサーやアメリカンステージなど出走予定馬を考察

今週はドバイのダートスプリントG1「ドバイゴールデンシャヒーン」が開催。日本馬の優勝歴がありませんが、2019年マテラスカイ、21~22年レッドルゼル、24年ドンフランキーが2着に入っており、今年こその期待がかかります。今回は出走予定馬の中でも人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。
ストレートノーチェイサー(牡6、D.ブラッカー厩舎)
前走のリヤダートスプリントを快勝したストレートノーチェイサー。先手を奪って逃げた日本馬のジャスパークローネの2番手に付け、3~4コーナーで先頭に立つと、直線ではそのまま抜け出しての完勝。2走前のBCスプリントでは好位追走から直線で力強く抜け出してG1初制覇を達成しました。アメリカ合衆国の競馬の年度代表表彰であるエクリプス賞・チャンピオンスプリンターにも輝き、勢いでは上回るものがあります。ドバイは初となりますが、このレースと相性のいいストームキャットのクロスを持っており、期待は十分です。
アメリカンステージ(牡3、矢作芳人厩舎)
前走のマハブアルシマール・2着から参戦するアメリカンステージ。日本国内の1200m戦を3連勝後、初のドバイ遠征で2着に好走しました。昨年のドバイゴールデンシャヒーンの勝ち馬であるタズの2着と、レベルの高い相手と戦ってこの内容は大健闘。外枠スタートで展開的にも勝ち馬向きの競馬の中、3歳で古馬との初対戦であったことも考えると、負けて強しの内容だったと言って良いでしょう。メイダンのダート1200mをすでに経験して結果を出している点も好材料で、適性は問題なし。今回も相手のレベルは高いですが、海外ダートスプリント路線でも通用できることは証明済み。勝ち負けの期待はしていい1頭でしょう。
タズ(セ8、B.シーマー厩舎)
昨年覇者のタズは連覇を狙って今年も参戦。昨年は日本馬のドンフランキーが逃げていき、これを2列目から追走。直線では並ぶ間も与えずに早々に内から抜け出し、6馬身半差を付けて圧勝しました。以降もドバウィS、アルシンダガスプリント、マハブアルシマールとドバイのG3を連勝しており、勢いは上位。現在メイダンのダート1200mで5連勝中と、地元馬らしく舞台適性の高さは最上位と言って良いでしょう。今年8歳になりましたが、高齢とは思えない充実ぶりを見せており、連覇の可能性は十分に考えられる1頭でしょう。