【ドバイシーマクラシック2025予想】芝長中距離の猛者が集結!シンエンペラーやダノンデサイルなど出走予定馬を考察

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今週は世界競馬の祭典「ドバイシーマクラシック」がドバイのメイダン競馬場で開催。日欧を中心としたミドルディスタンスホースがしのぎを削るビッグレース。過去に5頭の日本馬が勝利しており、日本にとっても馴染み深いレースです。今回は出走予定馬の中でも人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。

シンエンペラー(牡4、矢作芳人厩舎)

前走のネオムターフカップで1着となり、勢いそのままに参戦するシンエンペラー。レースでは好スタートを決め、淡々としたペースで進行。3~4コーナーでペースを上げると、直線ではさらにギアを上げ、鮮やかな逃げ切り勝ちを収めました。2歳時以来の勝利となりましたが、その間もG1戦線で活躍。ジャパンCでは2着、愛チャンピオンSと日本ダービーではともに3着と、高いレベルで戦ってきた素質馬です。今回がドバイ初挑戦となるものの、海外遠征には慣れており、大きな問題はなさそう。馬場適性も、日本の軽い馬場よりは欧州の重い馬場寄りのタイプですが、ドバイの馬場は合いそうな印象です。また、以前見られたソラを使う癖も減少傾向にあり、今の状態なら悲願のG1制覇も十分狙えるでしょう。

ダノンデサイル(牡4、安田翔伍厩舎)

前走のアメリカJCCを快勝し、ここに挑むダノンデサイル。中山の中距離戦らしいロングスパート戦の展開となる中、中団で脚をため、直線で最速の末脚を繰り出して見事に差し切りました。2走前の有馬記念では積極策を取りましたが、目標にされる厳しい展開となり3着に惜敗。しかし、前走のアメリカJCCでは本来の差し競馬に戻し、改めてその能力を証明しました。今回が初の海外遠征となるため、輸送後の状態管理が鍵となりますが、左回りや距離適性には問題なし。能力的にも十分勝ち負けを期待できる1頭です。

レベルスロマンス(セ7、C.アップルビー厩舎)

昨年の覇者レベルスロマンスが、連覇を狙って再びドバイシーマクラシックに参戦します。前走のアミールTでは好スタートから逃げ切って快勝し、昨年に続き連覇を達成。今年も同じローテーションでレースに臨みます。昨年のドバイシーマクラシックでは、番手追走から早めに抜け出す競馬で快勝。リバティアイランドやシャフリヤールといった強豪日本馬を抑えて優勝しました。その後も香港G1、ドイツG1を制覇し、さらに2走前のBCターフでもローシャムパークやシャフリヤールを破るなど、着実に実績を積み重ねています。昨年は8番人気の伏兵としての出走でしたが、今年は人気を集める存在となるでしょう。それでも連覇の可能性は十分。日本勢にとっては今年も大きな壁となりそうです。