【ドバイワールドカップ2025予想】世界最高峰のダートレース!フォーエバーヤングやインペリアルエンペラーなど出走予定馬を考察
今週は世界競馬の祭典「ドバイワールドカップ」がドバイのメイダン競馬場で開催。近年は日本馬の活躍が目立っており、今年も日本のトップホースたちが世界の名馬を相手に激戦を繰り広げます。今回は出走予定馬の中でも人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。
フォーエバーヤング(牡4、矢作芳人厩舎)
前走のサウジCを快勝したフォーエバーヤング。香港の最強馬ロマンチックウォリアーのすぐ前を先行し、勝負どころで一旦は進出を許すも、ラスト200mで馬場の外へと切り替えてゴール前で差し替えして快勝と、圧巻の粘り腰を見せてくれました。3着以下を10馬身ほど突き放す圧巻の勝利で、世界にその名を知らしめた一戦でした。サウジCに続く連勝となれば総獲得賞金は日本競馬史上歴代1位。サウジC後はすぐにドバイへ移動しており、前走の疲れを取りつつ入念に調整されており、気配は良好。偉業達成に期待が高まります。
インペリアルエンペラー(牡4、B.シーマー厩舎)
前哨戦であるアルマクトゥームクラシックを快勝して駒を進めてきたインペリアルエンペラー。好位外を追走し、最終コーナーで先頭に立つと直線は後続を8馬身突き放して圧勝。デビュー当初は芝の2000m以下を使われてきましたが、昨年11月の転厩とともにダートへ転身し、一気にパフォーマンスを上げてきました。G1は未だ未勝利ですが、祖母ナイタイムが愛1000ギニー覇者、母ジューコワも米国のマンノウォーS覇者。母の半弟が20年の欧州年度代表馬に輝いたガイヤースという素晴らしい血統背景を持つ良血で、G1馬の素質は十分。同舞台での実績と先行力は魅力で、地元馬として意地の一発を狙います。
ウォークオブスターズ(セ6、B.シーマー厩舎)
サウジC・12着から巻き返しを狙うウォークオブスターズ。積極策から速いペースで逃げていくも、息の入らない展開で最後は失速しての12着敗退。この展開で先行して粘れたフォーエバーヤングはさすがですが、先行勢が軒並み崩れていることを考えれば、酌量の余地がある内容だったと言って良いでしょう。2走前のアルマクトゥームチャレンジでは押してハナを奪い、勝負どころではさらにギアを上げて3馬身差で逃げ切り圧勝と、自分のペースで逃げることができれば強い1頭です。ワンターンから4コーナーの舞台に戻る点は好材料で、マークが薄くなれば怖い1頭です。