【フローラステークス予想2025】いざ“オークス”の切符獲り！ブラックルビーやエストゥペンダなど、出走予定馬を考察

東京競馬の開幕週を飾る重賞は、オークスへの優先出走権が上位2頭に与えられるトライアル競走「サンケイスポーツ賞フローラS」です。同レースの勝ち馬は本番でも上位争いを演じており、本番を占う上でも重要な一戦であると言えるでしょう。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ブラックルビー（牝3、田中博康厩舎）

中山芝1800mの1勝クラスを快勝したブラックルビー。デビュー戦、1勝クラスを連勝中で、いずれも強い勝ちっぷりです。前走の1勝クラスは行きたい馬を行かせて中団から追走し、コーナーをロスなくまわり、直線は外からジリジリと伸びて差し切り勝ちと、危なげない内容。追われてからの反応は少々鈍かったですが、末脚は確かです。直線が長く広い東京コースはプラスとなりそうで、1800mでもまだ底を見せておらず距離延長も問題なさそうです。レースセンスは高く、このメンバーなら上位の存在となるでしょう。

エストゥペンダ（牝3、高柳瑞樹厩舎）

クイーンC・3着から参戦するエストゥペンダ。前半3F34秒2のハイペースを後方で控えて追走し、外を回して直線は上がり最速の脚で伸びて3着に食い込むという内容。この時の勝ち馬エンブロイダリーはその後桜花賞を制し、2着だったマピュースも桜花賞・4着とG1で上位に来ており、レースレベルも高く評価できます。2走前のフェアリーSでもハイペースを控えて追走し、ラストは上がり最速の脚で追い上げて3着と、マイルG3で2戦連続3着は実績としても十分。ややマイルは忙しすぎる印象もあり、距離延長がプラスとなるなら楽しみな1頭です。

ゴーソーファー（牝3、手塚貴久厩舎）

前走のフラワーC・3着から参戦するゴーソーファー。前後半で殆ど差の無いイーブンラップを中団外から追走し、4コーナーで大外を回り、直線はしぶとく伸びるもクビ差で競り負けての3着。最後の最後でひと伸び欠くかたちとなってしまいましたが、終始外を回る形になり、勝負所でもかなり脚を使うタフな展開だったことを考えれば負けて強しの内容と言って良いでしょう。「中山の千八は難しいです。二千の方がいい」と手塚調教師がコメントしているように、1Fの距離延長はプラス。オークスへ向かうためにもここは結果が欲しいところで、陣営の本気度も高いはずです。この条件なら勝ち負けの期待は十分でしょう。