【府中牝馬S予想2019】毎年好メンバー揃う一戦!プリモシーンやラッキーライラックなど出走予定馬を考察

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14日(祝・月)はエリザベス女王杯の前哨戦となる「府中牝馬ステークス」が東京競馬場で開催されます。昨年は11頭と少頭数ながら重賞馬が8頭、うちG1馬が4頭と好メンバーが揃っており、毎年レベルの高いメンバーが揃う一戦です。果たして今年はどんなメンバーが揃ったのか?今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみましたので、各馬を考察してみたいと思います。

プリモシーン(牝4、木村哲也厩舎)

昨年のフェアリーS、関屋記念を優勝しており、マイル路線で活躍するプリモシーン。今年もダービー卿CTとヴィクトリアマイルで2着、前走の中京記念でも3着と安定感があります。前走はトップハンデながら3着と健闘しましたし、上がり最速タイムで追い込みクビ差の3着と評価を落とすような内容ではありません。1800mは初となりますが、東京コースは3戦2勝と得意なコースで、高速馬場やハイペースの流れも得意なので、条件が嵌まればこの条件でも好走は可能でしょう。

ラッキーライラック(牝4、松永幹夫厩舎)

2歳では阪神JFを制し、3歳のクラシック戦線でも活躍したラッキーライラック。4歳となった今年は中山記念で2着に好走するも、阪神牝馬Sで8着、前走のヴィクトリアマイルでは4着と近2戦はいずれも1番人気の期待を裏切っております。ただ、日本レコードの決着となった前走ヴィクトリアマイルでは0.1秒差の4着と差のない競馬を披露しており、3~4コーナーで速いラップを踏みながらの4着は好内容。中山記念のように前目で粘る競馬ができれば持ち味を生かせそうです。

クロコスミア(牝6、西浦勝一厩舎)

2017年の府中牝馬Sの覇者で、昨年は5着のクロコスミア。昨年は番手から進めましたが、大逃げをかましたカワキタエンカとの差が広がりすぎたため、3~4コーナーで早めに動いていく形となってしまい、後続が勢いをつけてしまいました。それでも最後まで粘り見せており大差の負けではないので悲観する内容ではないでしょう。昨年のエリザベス女王杯でも逃げ粘って2着に好走しており、2走前のヴィクトリアマイルでも速いラップが続いてレコード決着となった中、最後まで2着争いを演じての3着と好内容。コース適性も高いので、自分の形に持ち込めれば。

他にも、昨年3着のフロンテアクイーンや、1800mの重賞を2勝しているカンタービレなど、今年も豪華なメンバーが揃いました。秋の大一番に向けた重要な一戦でもあり、今後の進路を見据える上でも重要な一戦と言えるでしょう。府中牝馬Sは10月14日(祝・月)に、東京競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時45分の予定。