【府中牝馬ステークス予想2025】セキトバイーストやフィールシンパシーなど出走予定馬を考察

今週は牝馬限定のハンデG3「府中牝馬S」が開催。昨年まではマーメイドSとして行われていましたが、日程変更に伴い名称も府中牝馬Sに変更。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

セキトバイースト(牝4、四位洋文厩舎)

前走の都大路S・1着から参戦するセキトバイースト。ハイペースを中団から追走し、4コーナーでは3番手に上がって抜け出して快勝しました。稍重以上は「1-2-1-0」という成績通り、タフ馬場は得意な条件。淀みない流れ、タフ馬場、ワンターンコースの1800mと全てが噛み合った感はありますが、積極的なレースぶりと勝ちっぷりは高く評価できます。今年は中山牝馬S・12着、福島牝馬S・10着と重賞で敗戦続きでしたが、やはり適条件なら重賞級。本来チューリップ賞・2着、ローズS・3着とG2でも絡んでこれる能力は持っており、ここでも好位からリラックスして走れれば勝ち負けでしょう。

フィールシンパシー(牝6、小島茂之厩舎)

福島牝馬S・3着から参戦するフィールシンパシー。思うように行き脚付かず普段よりも後方の位置となりましたが、向正面で無理なく押し上げ、3~4コーナーで上手く加速して3着に好走。重賞は未だに未勝利ですが、福島牝馬Sは2・3着、ターコイズS・2着の経験があるなど小回りコースの重賞戦線で結果を出しています。好位からの競馬で高いパフォーマンスを発揮していましたが、前走は前に行かずともコーナリングで加速して差していく競馬を展開して好走しており、レース幅を広げてきた点も好感が持てます。このままの勢いで悲願達成となるかに注目です。

ラヴェル(牝5、矢作芳人厩舎)

前走のヴィクトリアマイル・12着から巻き返しを狙うラヴェル。2走前の大阪杯・11着と近2戦はG1に果敢に挑戦するも大敗。昨年はチャレンジC・1着、エリザベス女王杯・2着と京都の中距離重賞戦線で結果を出しています。末脚一閃というよりはジリジリと伸びていく持続力タイプという印象で、タフな流れとなれば浮上してくるのはこの馬でしょう。高速馬場での瞬発力勝負、スローの上り勝負では分が悪そうなので、馬場や展開読みが同馬を評価する上で重要となってきそうです。