【JRA函館記念2025予想】荒れるハンデG3!トップナイフやホウオウビスケッツなど出走予定馬を考察

今週はサマー2000シリーズ初戦となるハンデG3「函館記念」。例年波乱傾向にあるハンデ重賞ですが、果たして今年も荒れるのか?今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
アルナシーム(牡6、橋口慎介厩舎)
大阪杯・15着から巻き返しを狙うアルナシーム。前走は相手関係が厳しかったうえに、ハイペースの展開にも対応できず、直線では無理に追うことなくゴール。今回は一転してメンバーレベルが大きく落ち、立ち回りが重要となる同じ舞台での一戦となれば、巻き返しの可能性は十分でしょう。デビュー戦の函館芝1800mでは勝利を挙げており、昨年の函館記念でも6着と時計がかかる馬場で良さが出るタイプであり、洋芝自体は合っていると見て良いでしょう。昨年は中京記念を制し、今年初戦の中山金杯も優勝と重賞2勝の実績は上位。前走の大敗だけで評価を落とすのは早計であり、相手関係・コース・馬場すべてが整ったここでは、堂々と勝ち負けを演じる可能性が高いでしょう。
ハヤテノフクノスケ(牡4、中村直也厩舎)
前走の天皇賞春・11着から参戦するハヤテノフクノスケ。前走は大外の不利を軽減させる岩田望騎手の好騎乗も、勝負所での反応もう一つ。そして直線では見せ場なくズルズル後退しての11着敗退でした。良馬場でのスピード勝負では分が悪かった印象で、悲観する必要はないでしょう。得意の洋芝、中距離、ローカルG3と条件が楽になる今回は見直せる1頭です。今年に入って2勝クラス、3勝クラスを連勝と自己条件ではレース毎にパフォーマンスを上げており、ここを制して再び良い軌道に乗りたいところ。新コンビとなる横山武史騎手を背に重賞初勝利を狙います。
マコトヴェリーキー(牡5、上村洋行厩舎)
前走の阪神大賞典で2着に好走したマコトヴェリーキー。好スタートを切って番手から先行し、最後まで粘りきっての2着入線。初の3000m越えのレースでしたが、気性の良さや京都コース適性の高さでカバーしつつ、手綱を握った岩田望来騎手の手腕で見事に好走。今年は京都記念・3着、阪神大賞典・2着と勝ちきれていないものの着実に力を付けてきています。距離は3000mから2000mへと大幅に短縮されますが、2勝クラス・3勝クラスは2000mで勝利しており、適性も問題なし。どんな条件でも安定して上位争いを演じる堅実タイプで、今回も崩れる姿は想像し難い1頭です。