【函館スプリントS予想2025】夏競馬がいよいよ開幕!ナムラクレアやビッグシーザーなど出走予定馬を考察

函館競馬の開幕週を飾るのはサマースプリントシリーズ第1戦「函館スプリントステークス」です。夏競馬の開幕を告げる短距離王決定戦ですが、夏競馬からは条件が一変するだけに、馬券の攻略ポイントも大きく変化していきそうです。今回は出走を予定している競走馬の中でもとくに人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしました。

ナムラクレア(牝6、長谷川浩大厩舎)

前走の高松宮記念・2着から参戦するナムラクレア。多頭数の馬群競馬を13番手の後方で控えて追走。前が開かず、仕掛けも遅れてとスムーズではありませんでしたが、直線外に出されてからは上り最速33秒3の脚で伸びて2着に入線しました。1200mは適性ど真ん中で、2022年の函館スプリントS・1着の実績もあり、洋芝適性も問題なし。前走はまたしてもG1の壁に跳ね返されましたが、このメンバーでは上位。引き続きルメール騎手とのコンビで秋の大一番へ向けていいスタートを切れるかに注目です。

ビッグシーザー(牡5、西園正都厩舎)

前走の高松宮記念・9着から巻き返しを狙うビッグシーザー。内枠からの積極策で逃げていきますが、テンから勢い良く行って息を入れるところの無い展開となり、結果的に前が崩れる展開に。さらに外差し馬場ということも加わり、9着に敗退。G1では結果が出ませんでしたが、2走前の京阪杯では内にピタリとつき、勝負どころではスムーズに外へ出して前を捕えて完勝しました。ややズブさも出たきた印象もありましたが、前走は初ブリンカーで集中できており、先行力の高さもあり次走も期待は十分。昨年の函館スプリントSでも0秒2差の3着に好走しており、適性も問題なし。展開に左右されるところもありますが、G3では安定して結果を出しており、ここでも勝ち負けでしょう。

ジューンブレア(牝4、武英智厩舎)

前走の3勝クラス・アクアマリンSを快勝したジューンブレア。最内枠から先手をとって速いペースで逃げていくと、そのまま後続1馬身半突き放して快勝しました。デビュー当初からスプリント戦を主戦場としており、芝1200m戦は4戦4勝と無敗の成績です。2勝クラス・3勝クラスと連勝しており、勢いも十分。2走前の2勝クラスは番手から抜け出す競馬で完勝、続く前走の3勝クラスは逃げ切りと、先行力は上位。小回りの同舞台も合いそうで、実際函館1200mは1勝クラスで快勝している実績があります。悲願の重賞初Vも期待十分でしょう。