【羽田盃2025予想】3歳ダート三冠競走の初戦!ナチュラルライズやジャナドリアなど出走予定馬を考察

29日の大井競馬では、長らく南関東三冠レースの第1冠として行われてきた、ダート1800mのJpn1「羽田盃」が開催。昨年から中央馬の参戦が可能となり、1着賞金5000万円という高額賞金が設定されている。
昨年はアマンテビアンコが第1冠を制覇。白毛馬の勝利が印象的なレースとなったが、今年も中央馬の存在に注目せざるを得ない状況となっている。前走の京浜盃を制したキズナ産駒・ナチュラルライズは、唯一の敗戦が全日本2歳優駿のみ。大舞台での人気を集める存在だが、右回りコースでは2戦2勝と無敗を誇り、前走で1700mをこなした点も大きな魅力だ。
雲取賞を制して臨むのは、ゴールドドリーム産駒のジャナドリア。デビューから3戦連続でダート1800m戦を走り、すべて勝利。距離への不安はない。さらに、先日の青葉賞をエネルジコで制したルメール騎手が騎乗する点も心強く、大崩れの心配は少ない1頭といえる。
地方勢で注目したいのは、ハイセイコー記念を制し、続く雲取賞でジャナドリアの3着に敗れたデクラレーションオブウォー産駒のスマイルマンボだ。大井競馬への転厩後も安定した成績を残しており、今回もハナを奪う展開が予想される。展開次第ではレースの鍵を握る存在となりそうだ。ジャナドリアに0秒4差に迫った実績もあり、後続が牽制しあう展開になれば、人気薄での逃げ切りも狙える。穴馬として一考の価値があるだろう。
戦績自体は見劣りするものの、キャリア9戦の経験が生きる可能性を秘めるのが、スマートファルコン産駒のミーヴァトン。若草特別、クラウンカップとここにきて2連勝中で、勢いに乗る。特に前走クラウンカップでは、3コーナーで最後方から豪快に差し切る内容を見せており、前が速くなれば浮上の可能性も十分。地方馬勢の中では、こちらも穴馬として注目したい1頭だ。