【阪神大賞典2022予想】天皇賞春へと繋がる重要な一戦!ディープボンドやトーセンカンビーナなど出走予定馬を考察

今週の阪神競馬の日曜メインは天皇賞春へと繋がる重要なステップレース「阪神大賞典」です。過去の好走馬は天皇賞でも好走するケースが多く、本番を占う上でも見逃せない一戦となります。今回は出走予定馬の中でも人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。

ディープボンド(牡5、大久保龍厩舎)

昨年の阪神大賞典の勝ち馬、ディープボンド。続く天皇賞(春)は2着、有馬記念も2着とG1戦線でも活躍しており、G2も2勝と実績は最上位となります。昨年は正攻法の競馬で2着ユーキャンスマイルに5馬身差の圧勝。前日の雨の影響で道悪となった点も道悪適性の高いキズナ産駒の同馬にとってはアドバンテージとなり、持久力戦で力を発揮したかたちとなりました。距離が延びるほど成績は安定していますし、今の阪神の馬場も合う。実績上位で好条件が揃っているここは落とせないところでしょう。

トーセンカンビーナ(牡6、加藤征弘厩舎)

2020年の2着馬、トーセンカンビーナ。その後はオープンクラスでも凡走と不振が続いていましたが、昨年12月のステイヤーズSでは最後までしっかり脚を使って4着に好走し、年明け初戦の前走ダイヤモンドSでは大外から追い込んで3着に好走と、ここへきて復調気配を見せてきています。スタートで出遅れて後方からの競馬となるのは毎度お決まりですが、差し馬で良い末脚は持っており、ラストの脚は堅実。実績を見てもステイヤーの資質は十分で、良いステップで挑めるここは悲願の重賞初制覇も期待できそうです。

ユーキャンスマイル(牡7、友道康夫厩舎)

2020年の阪神大賞典の覇者、ユーキャンスマイル。昨年も2着に好走しており、同レースとの相性は抜群。近3戦はG1で惨敗していますが、G2・G3クラスの重賞の実績は豊富で、ここは上位の存在と言えるでしょう。2020年のアルゼンチン共和国杯・4着、同年の天皇賞(春)も4着と長距離戦では安定した成績を残しており、距離延長もプラスに働くでしょう。ローテーションは昨年と同じで、年齢の衰えも見られず、一昨年快勝、昨年2着と好相性の同レースなら巻き返しが期待できそうです。