【アイビスSD予想2019】電撃の5ハロン戦！ライオンボスやダイメイプリンセスなど出走予定馬を考察

新潟競馬の開幕を飾るのは、夏の新潟の名物競走「アイビスサマーダッシュ」です。コーナーのない直線のみの同競走は”電撃の5ハロン”という言葉がピッタリの一戦です。直線で開催される唯一の重賞ということもあり、ファンの多いレースでもあると思います。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみたので、各馬を考察してみたいと思います。

ライオンボス

現在1000m戦を2連勝中のライオンボス。2017年にダートでデビューし、今年初戦で芝に初挑戦するも、最下位に大敗。しかし、2走前の邁進特別で舞台を直線の1000mへ移すと才能が一気に開花。上がり最速32秒0の末脚で2着馬に7馬身差をつけ、単勝オッズ96倍の低評価を覆して快勝しました。前走は、アイビスサマーダッシュと相性が良い韋駄天Sで1番人気に推され、その期待に見事に応えて快勝。走破時計の53秒9はアイビスサマーダッシュでも十分戦える時計です。直線競馬の適性は非常に高く、まさに直線のスペシャリスト的存在と言えます。前走は大外枠でしたので、今回はどの枠に入るのか、また相手が強くなるのと斤量が増える点も考慮して判断したいと思います。

ダイメイプリンセス

昨年のアイビスサマーダッシュの覇者、ダイメイプリンセス。昨年は韋駄天Sも制しており、その前の駿風Sも勝利。1000m戦を3勝しており、こちらも直線のスペシャリストです。その後は1200mの重賞を中心に戦いますが、結果を残せず。とくに今年に入ってからは4戦全て掲示板外と不調が続いております。毎年夏は調子が良いので、今回は得意の1000mへ舞台を戻して巻き返しを狙います。昨年は大外枠からのスタートでしたが、前が壁になりそうなところを瞬時に内へ移し、出し切る競馬を選択させた秋山騎手の好騎乗もありました。今年はM.デムーロ騎手とのコンビで挑むことになりますが、同騎手としても近走の不調をここで止めたいところ。人馬一体、巻き返しに期待です。

カイザーメランジェ

前走の函館スプリントSを逃げ切り、重賞初制覇を果たしたカイザーメランジェ。重賞制覇の勢いもありますし、初の逃げで競馬の幅を広げた点も好材料です。ただ、前走は禁止薬物問題で約半分の競走馬が除外となり、少頭数の7頭で開催されたことで楽に逃げられた面もあります。2走前の韋駄天Sで初の直線に挑戦しますが、6着に敗退。芝での4勝は全て1200mでのもので、ベストは1200mと見て間違いないでしょう。当初予定していたキーンランドCを繰り上げての参戦ということで、状態は非常に良さそうです。好調をキープできている今は走り時、連続好走に期待です。

他にも、昨年2着のラブカンプーや、CBC賞・5着のビップライブリー、1000mを主戦場としているレッドラウダなど、面白い馬が多数出走予定となっております。アイビスサマーダッシュは7月28日（日）に、新潟競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時45分の予定。