【京阪杯2021予想】来年のスプリント路線を占う一戦!レイハリアやシヴァージなど出走予定馬を考察

阪神競馬の日曜12Rは今年最後の芝スプリント重賞「京阪杯」です。スプリンターズSで一区切り付いたスプリント路線ですが、来春の高松宮記念へ向けた幕開けを告げる位置づけとなる重要なレースでもあります。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので、各馬を考察していきたいと思います。

レイハリア(牝3、田島俊明厩舎)

前走のキーンランドCを快勝し、葵Sに続き重賞2連勝を果たしたレイハリア。葵Sは13番人気と低評価ながら番手追走から抜け出して快勝し、続くキーンランドCも休み明けで古馬相手と厳しい条件ながらも、好位追走からの正攻法の競馬で押し切って快勝と、好内容の競馬を連発。今年は例年以上にメンバーが揃っている印象がありますが、充実期に入った今なら重賞連勝街道を突き進む可能性は十分あると言えるでしょう。

シヴァージ(牡6、野中賢二厩舎)

前走のスプリンターズSで3着に好走したシヴァージ。スタートから押して道中は中団前目からレースを進め、直線は馬場の内側を伸び、勝ち馬には及ばなかったものの、10番人気ながら0秒3差の3着と好内容の競馬を披露しました。昨年の同レースは0秒2差の5着に敗れましたが、今年はシルクロードSを勝ち重賞ホースとなり、G1戦線でも活躍と確かな成長を見せています。昨年の雪辱を果たせるかに注目です。

アウィルアウェイ(牝5、高野友和厩舎)

2019年の4着馬、アウィルアウェイ。前走のスプリンターズSでは14着と大敗しましたが、昨年は3着に好走しておりG1スプリントでも好走実績があります。直線一気しか武器がない追い込みタイプの馬なので展開に左右されるところがありますが、ハマればG1戦線でも上位に食い込んでくる力はあります。半兄に安田記念、マイルチャンピオンシップを勝ったインディチャンプがいる血統と素質は十分。今回も能力を発揮できるようなら、2つ目の重賞制覇も十分に可能でしょう。