京王杯2歳S(2019)の出走予定馬タイセイビジョンやビアンフェなど有力馬を予想

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「京王杯2歳ステークス」は阪神ジュベナイルフィリーズと朝日杯フューチュリティステークスの前哨戦として位置付けられており、2歳世代による最速スプリンター決定戦の位置付けに近い一戦です。また、来春のクラシック戦線や、NHKマイルCへと続く注目の一戦でもあります。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみたので、各馬を考察してみたいと思います。

タイセイビジョン(牡2、西村真幸厩舎)

6月にデビューしたタートルボウル産駒です。阪神芝1400mの新馬戦を余力十分で2馬身半差の圧勝。続く函館2歳Sでは勝ち馬のビアンフェとは1馬身半差程度の差がありましたが、4コーナー12番手という位置取りからメンバー上がり最速の脚で2着まで追い上げた内容は高く評価したいところです。序盤の位置取りがもう少し良い位置なら勝ちもあったかもしれません。忙しい1200mから1ハロン延長の1400m、そして直線の長い東京コース替わりなら前走以上の競馬が期待できそうです。

ビアンフェ(牡2、中竹和也厩舎)

6月に函館でデビューしたキズナ産駒です。キャリア3戦全てが函館の1200mで、今回が初の1400m戦となります。前走の函館2歳Sではスタートで遅れたものの二の脚で上がって先手を取り、緩みのないペースで後続に並ばせることなく逃げ切りました。夏の競馬で良績を残している血統なだけに、北海道の舞台はベスト舞台だったと言えるでしょう。直線の短い北海道から直線の長い東京コース替わりでどうか。また、近2戦は逃げて勝っておりますが、控えた競馬でどうか、というところが予想のポイントとなりそうです。

マイネルグリット(牡2、吉田直弘厩舎)

7月に中京でデビューしたスクリーンヒーロー産駒です。マイルの新馬戦を差し切り快勝し、2戦目のフェニックス賞でも好位差し、前走の小倉2歳Sでも重馬場の中を外から差し切り、現在3連勝中と好調です。前走の小倉2歳Sではスタートはそこまででしたが、4コーナー3番手から早めに動いて先頭に立ち、後続の追い上げを封じての勝利。重たい馬場や速いペースもこなせる1頭で、まだまた底を見せていないのも魅力です。坂のある中京マイルも勝っておりますし、東京の1400mも問題なさそうです。

他にも、前走サフラン賞を勝ったマジックキャッスルや、前走の未勝利を逃げ切り且つ上がり最速をマークして圧勝したヴァルナなど、注目の若駒たちが揃いました。京王杯2歳Sは11月2日(土)に、東京競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時35分の予定。