【京成杯2020予想】皐月賞と同舞台の3歳重賞!スカイグルーヴやヒュッゲなど出走予定馬を考察

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皐月賞と同じ中山芝2000mで行われますが、その主要トライアルで同条件の弥生賞や皐月賞には結びつき難い「京成杯」。過去には2010年の京成杯を制したエイシンフラッシュが皐月賞で3着、ダービー優勝と活躍しておりますが、近年は一線級からはやや劣る馬が集まりやすい傾向があります。今年はどんな馬が揃ったのでしょうか?今回はそんな中でも人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。

スカイグルーヴ(牝3、木村哲也厩舎)

昨年11月に東京でデビューしたエピファネイア産駒です。新馬戦では最内1枠から好発を決め、緩やかなペースで逃げて、直線では余力十分に5馬身も突き放して快勝する圧倒的なパフォーマンスを披露しました。ただ、同レースの2・3着馬がその後も勝ち上がれていないことからメンバーに恵まれていた可能性も高く、少頭数で枠も恵まれていたことから好条件が揃いすぎていた可能性があったとも言えます。とは言え、ラスト3Fの加速ラップはいずれも11秒台と速く、2歳馬とは思えぬスピードであったことは確かです。メンバー強化や中山適性といった不安要素もある中で、前走の激走がフロックではないことを証明できるのかどうか。注目度の高い1頭です。

ロールオブサンダー(牡3、橋口慎介厩舎)

昨年の7月に中京でデビューしたエピファネイア産駒です。デビュー戦は11番人気と前評判が低かったですが、見事に快勝して低評価を覆しました。2戦目の紫菊賞も6番人気ながら逃げ切り勝ちを果たし、重賞初挑戦となった前走の京都2歳Sでもハナをきって3着に粘っており、重賞でもやれる力はあることを証明しました。1・2着がクラシック候補の有力馬であったことを考えれば十分評価できる内容で、それを馬体重20kg増という大幅増の中で垂れずに粘れたことは大きいです。今回同系の強い馬でヒュッゲがおりますが、この2頭の序盤の出方も見どころの一つとなりそうです。

ヒュッゲ(牡3、友道康夫厩舎)

昨年10月に京都でデビューしたハーツクライ産駒です。新馬戦は後方から進めて6着に敗れましたが、未勝利は先手を取る積極策で7馬身差の快勝という圧倒的なパフォーマンスを披露しました。前走のエリカ賞でもハナをきってスムーズに逃げ、後続に並ばせることなく快勝し、2戦連続逃げ切りVを達成。父ハーツクライ、母は海外重賞勝ちのムーンライトダンスと長距離適性が高そうな血統で、2000mを逃げ切る持久力が魅力です。今回は逃げ馬候補がかなり多いのでこれまでとは勝手が違ってきそうですが、陣営は「番手でも大丈夫」とコメントしており、逃げ以外の競馬にも対応できることを示唆しております。勢いに乗って重賞初制覇となるかに注目です。

他にも、東京で勝てず中山替わりで快勝を果たしたゼノヴァースや、芙蓉S・2着のウインカーネリアンなど、期待の3歳馬達が集まりました。京成杯は1月19日(日)に、中山競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時45分の予定。