【京成杯2021予想】皐月賞と同舞台の3歳重賞!グラティアスやヴァイスメテオールなど出走予定馬を考察

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今週は明け3歳の中距離重賞「京成杯」が中山競馬場で行われます。過去には2010年の京成杯を制したエイシンフラッシュが皐月賞で3着、ダービー優勝と活躍しておりますが、近年は一線級からはやや劣る馬が集まりやすい傾向があります。今年はどんな馬が揃ったのでしょうか?今回はそんな中でも人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。

グラティアス(牡3、加藤征弘厩舎)

昨年10月に東京の芝2000mでデビューしたハーツクライ産駒のグラティアス。姉にはレシステンシアがおり、2019年のセレクトセールで2億4,840万円の値が付いた良血馬です。デビュー戦は他に行く馬がおらず結果的にハナを切る形で逃げ、道中は物見をするなど幼さを見せながらも直線は上がり最速をマークして快勝しました。素質の高さは十分で、初戦の勝ちっぷりからもまだまだ奥はありそうです。姉同様、こちらも骨量に恵まれた好馬体で、急坂の中山も向きそうな気配です。

ヴァイスメテオール(牡3、木村哲也厩舎)

昨年10月に東京の芝1800mでデビューしたキングカメハメハ産駒のヴァイスメテオール。デビュー戦はやや離れた2番手からスローペースで進め、直線は外から進出して一気に抜け出して快勝しました。展開に恵まれた面もあり、勝ち方も派手さはありませんが、好位から抜け出すセンスの良さとしっかりした決め手を見せてきました。母はシャトーブランシュで、マーメイドSを勝つなど芝中距離で活躍。父キングカメハメハ、母父キングヘイローという配合からも、マイルから中距離まで幅広く対応できそうなイメージです。

タイソウ(牡3、西園正都 厩舎)

昨年12月に阪神の芝2000mでデビューしたモーリス産駒のタイソウ。デビュー戦は2番手からスローペースの流れに乗り、直線で抜け出して決め手比べを制して3馬身差の快勝を果たしました。上がり34秒2はメンバー最速の記録で、雄大なフットワークからも大物感が漂います。跳びが大きいので中山コースをうまくこなせるかがカギとなりそうですが、初戦では操作性やレースセンスの高さを見せており、期待度は高い1頭です。