【京成杯AH予想2020】秋の開幕戦!スマイルカナやルフトシュトロームなど出走予定馬を考察

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中山競馬の開幕週を飾る一戦、そしてサマーマイルシリーズを締めくくるハンデG3「京成杯オータムハンデキャップ」です。マイル路線の主役を狙う馬達から、ハンデ戦ということで虎視眈々と賞金稼ぎを狙っている馬達が押し寄せ、例年多頭数で予想も難解なレースとしても知られています。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみましたので、各馬を考察してみたいと思います。

スマイルカナ(牝3、高橋祥泰厩舎)

昨年夏に新潟の1600mでデビューしたディープインパクト産駒の快速牝馬です。今年初戦のフェアリーSを逃げ切って快勝し、重賞初制覇を達成。春は桜花賞に参戦し、9番人気ながら3着に好走しました。オークスでは16着に大敗しましたが、2400mはやはり長すぎた印象がありますし、マイルに戻した前走の米子Sでは3番手から早めに先頭へ立って押し切る強い内容で快勝。マイル適性は高く、中山も2戦2勝と舞台適性も高めです。好条件が揃うここは引き続き勝ち負けの期待が掛かります。

ルフトシュトローム(牡3、堀宣行厩舎)

今年1月に中山マイルでデビューしたキンシャサノキセキ産駒。続く中山マイルの1勝クラスを勝利し、その後のG2ニュージーランドTを勝利し、中山マイルを3連勝し重賞初制覇を達成。前走のNHKマイルCは5着に敗れましたが、出遅れて後方からメンバー2位の34秒0で追い込んで0.5秒差の5着で、前残りの展開で出遅れて位置取りが悪くなり、直線で前が詰まって追えたのはラスト1Fだけという状況でした。まともなレースができれば上位争いは可能で、得意の中山マイルが舞台なら巻き返しは十分可能でしょう。

トロワゼトワル(牝5、安田隆行厩舎)

昨年の京成杯オータムハンデを日本レコードで逃げ切ったトロワゼトワル。以降は勝ち星から遠ざかっていますが、今年は5月のヴィクトリアマイルで4着に好走し、前走の関屋記念では2着と地力は見せています。昨年は52kg、高速馬場、展開など条件がハマった感がありますが、今年は昨年以上のハンデに加え、週中・週末と今週は雨が続いており、開幕週とは言え馬場の状態が懸念される状況と、昨年とは条件が異なる中でしっかり力を発揮できるかどうか。