【京都ジャンプS予想2022】年末の大舞台へ向けた重要ステップ!ホッコーメヴィウスやヴァーダイトなど出走予定馬を考察

今週の阪神競馬では障害重賞の「京都ジャンプステークス」が開催。例年京都の障害3170mで行われているレースですが、今年は京都競馬場改修工事の影響で阪神の障害3140mで開催されます。1か月後に開催される中山大障害へ向けたステップレースとしての位置づけも強く、暮れの大一番を占う上でも見逃せない一戦となります。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ホッコーメヴィウス(セ6、清水久詞厩舎)

昨年の京都ジャンプS・3着馬ホッコーメヴィウス。昨年の同レース時はまだ重賞未勝利馬でしたが、今年7月に新潟ジャンプSを逃げ切り重賞初制覇を果たすと、続く阪神ジャンプSも3馬身半差を付けて逃げ切る圧勝で重賞連勝を達成。前走の東京ハイジャンプはやや飛ばしすぎて最後は垂れての2着で、3着以下は大きく突き放しており悲観する必要はないでしょう。息の長い逃げ馬で、着実に力を付けてきた今なら昨年の雪辱を果たせる可能性は高そうです。

ヴァーダイト(牡5、音無秀孝厩舎)

前走の新潟ジャンプSで3着だったヴァーダイト。3歳時は芝、4歳からはダートで奮闘するも結果を残せず、3走前から障害へ転身。障害初戦を見事に勝利すると、オープン・2着、前走の新潟ジャンプSで3着と障害レースへの高い適性を示してきました。中団から追走と位置取りは前目からではありませんが、最後に伸びる末脚は芝・ダートで培ってきた速力から来るもの。前走は最終障害飛越後の時点で10馬身以上ありましたが、その位置から一気に前を捉えることができる脚質は大きな武器。坂がある阪神障害コースも2走前のオープン・2着で経験しており、問題なし。悲願の重賞初制覇となるかに注目です。

エイシンクリック(牡8、坂口智康厩舎)

今年初戦の阪神スプリングJを快勝したエイシンクリック。道中は2番手好位から追走し、勝負どころから積極的に動いて早め先頭に立つと、最終障害でバランスを崩しながらも、強敵オジュウチョウサンを振り切り、2着レオビヨンドの追い上げを退ける強い内容で快勝。続く前走の東京ジャンプSは3着に敗れてしまいましたが、出負けして後方からの競馬としまい、外から徐々にリカバーするも終始外々をまわってとかなりの距離ロスがあった中での3着は馬の能力としか言いようがないでしょう。今回もスタートさえミスしなければ上位争いは必至の1頭となりそうです。