【京都新聞杯2020予想】ダービーの前哨戦!アドマイヤビルゴやファルコニアなど出走予定馬を考察

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日本ダービーの前哨戦として行われ、同競走の出走を目指す3歳馬が収得賞金の加算を狙って出走する「京都新聞杯」が今週末、京都で開催されます。優先出走権はないものの、勝てばダービー出走が叶う一戦となります。今回は出走を予定している競走馬の中でもとくに人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。

アドマイヤビルゴ(牡3、友道康夫厩舎)

今年1月に京都の1800mでデビューした5.8億円馬のディープインパクト産駒。2番手追走から直線半ばで抜け出しデビュー戦を快勝すると、続く若葉Sでは3番手からメンバー最速の上がり3F33秒6の末脚で抜け出し、2馬身差でデビュー2連勝を果たしました。今回が初の重賞戦となりますが、前走見せた末脚は重賞でも十分通用しそうな気配があります。移動制限で主戦の武豊騎手から藤岡康太騎手に乗り替わりとなりますが、調教でも乗っておりそこまでの割り引き材料とはならなそうです。ダービーが目標なら、このメンバーを相手に苦戦はしてほしくないところです。

ファルコニア(牡3、角居勝彦厩舎)

昨年11月に京都の2000mでデビューしたディープインパクト産駒。初勝利まで3戦を要しましたが、続くあすなろ賞を快勝し、初重賞となったスプリングSでも4着に善戦。今回は未勝利を勝った京都が舞台ですし、兄に長距離で活躍したトーセンカンビーナがいることからも、距離延長はプラスとなりそうです。前走のスプリングSはスローの上がり勝負で早めに動いてはさすがに厳しかった感があり、切れ味で勝負では分が悪かった印象があります。直線前の下り坂で加速できそうな京都は合いそうで、持続力がより問われる舞台となる今回はより力を発揮できる可能性が高そうです。

マンオブスピリット(牡3、斉藤崇史厩舎)

昨年10月に京都の1600mでデビューしたルーラーシップ産駒。デビュー戦こそ5着に敗れましたが、2戦目の未勝利戦では青葉賞で2番人気に推されたフライライクバードに先着して快勝。前走のつばき賞も重馬場ながら最後方から追走して差し切り、道悪でも切れる末脚を発揮しました。マイルから1800mへ伸ばしてパフォーマンスを上げており、血統的にも距離を伸ばしても問題はなさそうです。操作性の高さがあり、レース内容もレースごとに良くなってきており、重賞は初でも期待度は十分。

他にも、アザレア賞・2着のディープボンドや、同4着のホウオウエクレールなど、長めの距離で好走している有力馬が多数出走。京都新聞杯は5月9日(土)に、京都競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時35分の予定。