【毎日杯2020予想】出世レースの3歳重賞!アルジャンナやストーンリッジなど出走予定馬を考察

今週の阪神競馬の土曜メインは3歳重賞の「毎日杯」です。一昨年の勝ち馬ブラストワンピースは同年の有馬記念を優勝し、その前の勝ち馬アルアインはその後皐月賞を優勝するなど、近年は出世レースとしても注目を集めている一戦です。今回は出走予定馬の中でも人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。

アルジャンナ(牡3、池江泰寿厩舎)

東京スポーツ杯2歳Sでは勝ち馬のコントレイルに離されましたが、3着馬には4馬身差をつけて2着を確保したアルジャンナ。今年の始動戦のきさらぎ賞でも上がり3F最速の33.7秒の脚で3着に好走。1番人気に推されての3着でしたが、先行向きのスローペースで馬場もやや時計が掛かる中で3着まで詰めたのは好内容。良馬場で速いペースならパフォーマンスを上げそうですが、今週末も雨の予報となっているので、後方から行くアルジャンナにとっては不利な馬場となる可能性もあり、注意は必要。

ストーンリッジ(牡3、藤原英昭厩舎)

前走のきさらぎ賞では番手から進めて2着に粘ったストーンリッジ。直線では一旦先頭に立ち、ゴール直前で交わされクビ差の2着と惜しい内容でした。勝ったコルテジアは噛み合った感が強かったですが、こちらは好スタートを決めて番手から流れに乗って粘る競馬で好走しており、素質の高さが目立つ内容でした。あとは先行有利なスローの展開でしたので、速いペースの地力勝負となった場合でどうか。兄には弥生賞を制したカミノタサハラや、毎日杯・2着のマウントシャスタなどがおり、血統的な魅力もある1頭。

サトノインプレッサ(牡3、矢作芳人厩舎)

前走のこぶし賞を勝利し、2戦2勝のサトノインプレッサ。新馬戦では好位の内から上がっていき、重馬場の中で上がり3F最速の35.0秒の切れる末脚で抜け出し快勝。こぶし賞も重馬場での開催となりましたが、こちらも上がり3F最速の34.9秒の末脚で快勝。マイルCSで2度の3着があるサプレザを母に持つ良血通り、ここまでマイルで2戦2勝中です。今回は1Fの距離延長がカギとなりそうです。良馬場で持ち味をさらに発揮しそうですが、今週末は雨予報となっているので本領発揮はまたお預けか。とは言え、重馬場でも走れることは十分証明できているので、ここでも好勝負は十分可能でしょう。

他にも、アルメリア賞・2着のダノンアレーや、未勝利を速い時計で逃げ切ったスズカキングなど、注目馬が多数出走。毎日杯は3月28日(土)に、阪神競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時35分の予定。