【目黒記念2023予想】伝統的なハンデ重賞!サリエラやボッケリーニなど出走予定馬を考察

ダービー後の東京12Rではハンデ長距離重賞「目黒記念」が開催。ダービーの興奮冷めやらぬ府中で行われる伝統の一戦です。今回は出走を予定している競走馬の中でもとくに人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしました。

サリエラ(牝4、国枝栄厩舎)

今年初戦の前走白富士Sを快勝したサリエラ。前走は後の中山記念で3着に好走するドーブネなど初の古馬相手に完勝を果たし、2走前のローズSでも重賞2勝馬のアートハウスと差のない2着に好走するなど、能力は重賞級の1頭です。ここまで4戦3勝、2着1回で連対率は100%と好成績。また、いずれも上がり3Fは最速を計測しており、切れのあるタイプです。姉にサラキア、兄にサリオスを持つ超良血馬で、重賞タイトルも時間の問題でしょう。2500mという距離がどうかだけですが、C.ルメール騎手となら折り合いも問題はなさそうで、期待度の高い1頭です。

ボッケリーニ(牡7、池江泰寿厩舎)

昨年の目黒記念の覇者ボッケリーニは連覇を狙って今年も参戦。昨年はトップハンデの57.5kgを背負いながらも、好位から抜け出す正攻法の競馬で快勝。昨年同様、日経賞・2着から駒を進めてきました。その日経賞ではタイトルホルダーに突き放されたものの、4ヶ月ぶりの実戦で斤量58kg、不良馬場という条件でこの内容は負けて強しの内容でしょう。ここまで大きく負けたのはジャパンC・17着、有馬記念の11着だけで、他はほぼ上位に入線する安定感の高い1頭です。

ライラック(牝4、相沢郁厩舎)

今年初戦の前走日経賞・4着から参戦するライラック。前走は勝ち馬のタイトルホルダーが先手を取って前有利な展開となりましたが、不良馬場を後ろから伸びて4着に好走。昨年のエリザベス女王杯でも重馬場ながら後方から伸びて2着に好走と、小柄な牝馬ですがタフな馬場もこなせる力があります。控えるタイプなだけに展開の手助けがほしいところではありますが、直線の長い東京コース自体は合いそうで、前が崩れる流れになればまとめて差し切ってもおかしくない能力は持ち合わせている1頭です。