【目黒記念2025予想】伝統的なハンデ重賞!アドマイヤテラやスティンガーグラスなど出走予定馬を考察

ダービー後の東京12Rではハンデ長距離重賞「目黒記念」が開催。ダービーの興奮冷めやらぬ府中で行われる伝統の一戦です。今回は出走を予定している競走馬の中でもとくに人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしました。

アドマイヤテラ(牡4、友道康夫厩舎)

前走のオープン・大阪ーハンブルクCを制し、駒を進めてきたアドマイヤテラ。スタートで遅れて後方からの追走となりましたが、向正面で早めに動いてスパートをかけ、勝負どころで一気に上がって直線では先頭に。惜しくもゴール前では2頭に交わされましたが、2着馬とはタイム差無しの3着に残せたのは立派と言える結果です。続く前走の大阪ーハンブルクCでは好位追走から抜け出して完勝しており、格上挑戦を感じさせない走りを披露しました。6ヶ月ぶりの実戦、馬体重12kg増でのこの勝ちっぷりは成長している証拠。引き続き武豊騎手とのコンビで重賞初勝利を狙います。

スティンガーグラス(牡4、木村哲也厩舎)

前走の3勝クラス・湾岸Sを快勝して参戦するスティンガーグラス。中団馬群の中でしっかりと折り合って追走し、勝負どころで上がっていき、直線では上り最速の脚で2馬身半突き放して快勝しました。年末に2勝クラスを圧勝すると、今年初戦の前走・3勝クラスを単勝1.7倍の支持に応えてきっちりと結果を残してオープン入り達成と、近2戦は好内容の競馬を連発。2018年の阪神JFを勝利したダノンファンタジーの半弟で、期待の良血馬がさらなる飛躍を期して挑みます。

マテンロウレオ(牡6、昆貢厩舎)

日経賞・8着から巻き返しを狙うマテンロウレオ。道中は好位内にピタリとついて追走とスムーズな競馬ができていましたが、直線は伸びを欠いて8着に敗退。2走前のアメリカJCCでは勝ち馬のダノンデサイルと0秒1差の2着、3走前の中日新聞杯でも0秒4差の3着と、力がいる馬場でなければG2でも上位。前走は雨の影響で渋った馬場が大きな敗因で、良馬場なら見直せるはずです。東京コースは3歳の日本ダービーぶり(13着)と久々ですが、左回りは中日新聞杯・3着で示しているように問題なし。夏や輸送でパフォーマンスが落ちることろもある馬なので、状態面には注視しておきたいところです。