【マイルCS予想2019】秋のマイル王決定戦!ダノンプレミアムやダノンキングリーなど出走予定馬を考察

秋のマイル王決定戦「マイルチャンピオンシップ」が17日、京都競馬場で行われる。クラシック路線を戦ってきた3歳馬や、マイルやスプリント路線で活躍する重賞タイトルホルダーの参戦など、例年多彩なメンバーが揃う一戦だ。今回は、出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみたので、各馬を考察してみたい。

ダノンプレミアム(牡4、中内田充厩舎)

2歳は朝日杯FSを制し、昨年3歳時は弥生賞を制すもダービーでは6着に敗退。しかし、今年は金鯱賞とマイラーズCを優勝し、重賞2連勝を果たした。安田記念は16着と大きく敗れたが、前走の天皇賞秋で2着に善戦し、巻き返してきた。ダービーは距離が長すぎた印象が強く、2走前の安田記念はスタートで不利を受けた影響が大きい。特に安定しているマイル戦でここまで無敗の右回りが舞台なら、大きく崩れる姿は想像し辛い。

ダノンキングリー(牡3、萩原清厩舎)

こちらは3歳のダノン、ダノンキングリーだ。今年は皐月賞・3着、ダービー・2着とクラシックは全て馬券圏内。秋初戦の毎日王冠も単勝オッズ1.6倍の圧倒的人気にしっかり応えて歴戦の古馬を撃破した。勝利しているのは全て1800m以下のレースで、マイルは距離適性の高い舞台。天皇賞秋をパスして本番のマイルCSを大目標にここを選んだ。デビューから手綱を握る戸崎騎手が怪我のため、鞍上は横山典弘騎手へ乗り代わりとなるが、新たなコンビにも注目だ。

インディチャンプ(牡4、音無秀孝厩舎)

今年初戦の東京新聞杯を制し、重賞初勝利を果たしたインディチャンプ。春は安田記念も制し、前走の毎日王冠でも3着と好調だ。4歳になり気性面が成長し、春から本格化の気配を漂わせた。前走の毎日王冠では3着善戦も、勝ち馬のダノンキングリーとは3馬身ほど離された。斤量がダノンキングリーより4キロも重かったことや、舞台が1800mだったことを考えれば、マイルが舞台で斤量も1キロ差の今回は、差も詰まってくるだろう。

他にも、スワンSを優勝したダイアトニックや、今年大阪杯を優勝したアルアインなど、様々な路線から強者が揃った。マイルチャンピオンシップは11月17日(日)に、京都競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時40分の予定。