【ニュージーランドトロフィー予想2025】NHKマイルCのトライアル!アドマイヤズームやコートアリシアンなど出走予定馬を考察

中山競馬の土曜メインはNHKマイルCのトライアル「ニュージーランドT」です。1着から3着馬までに与えられる出走権は、まだ賞金の足りない馬にとっては是が非でも権利を獲りたいところでしょう。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
アドマイヤズーム(牡3、友道康夫厩舎)
朝日杯FSを制したアドマイヤズーム。スタート直後に隣の馬の斜行で不利を受けるも、内から上手く捌いて番手先行。そのまま内で脚を溜め、勝負どころでは馬場の真ん中を上がり最速の脚で突き抜ける横綱相撲で圧勝という強い勝ちっぷりでした。鞍上の川田騎手の序盤のリカバリー、巧妙な進路取り、そしてそれに対応した馬の力もお見事。初の中山や遠征、ハイペースの競馬への対応など未知な部分もありますが、前走の内容が圧巻だっただけに高く評価せざるを得ない1頭です。
コートアリシアン(牝3、伊藤大士厩舎)
クイーンC・4着から巻き返しを狙うコートアリシアン。外枠スタートから終始外をまわる厳しい競馬で、前残り展開と条件は同馬にとって逆行する形での4着は大健闘と言って良いでしょう。2走前の新潟2歳Sでも、ゲートで遅れを取り、前目で行きたがりコーナリングもきごちなく消耗度は激しい競馬でしたが、2着に粘り込む勝負根性を見せました。出遅れに加えて道中も行きたがるところを見せるなど気性面で課題がある馬ですが、それでも上位に来れているのは能力が高い証拠。実力を出し切る競馬ができれば勝ち負けでしょう。
プリティディーヴァ(牝3、田中博康厩舎)
前走のクロッカスSで3着に入線したプリティディーヴァ。スタートで後手を踏み、7頭立ての5番手と後方から進め、展開も前が止まらない厳しい競馬でしたが、直線は33秒2の脚で3着に食い込んで善戦しました。デビュー戦と2戦目のダリア賞は比較的前目から押し切って快勝しており、スピード能力は上位。これまでの3戦は全て左回りの1400mで、初の右回り、初の1600mでどこまで実力は発揮できるか。前走は約半年ぶりの実戦で状態も万全でない印象を受けたので、休み明けを叩かれて状態が良くなっていればパフォーマンスアップも期待できそうです。鞍上に絶好調のJ.モレイラ騎手を迎える点は好材料で、巻き返しの期待は十分。