【日経賞2025予想】天皇賞春の前哨戦!アーバンシックやシュヴァリエローズなど出走予定馬を考察

中山競馬の土曜メインは天皇賞・春の前哨戦となる「日経賞」です。春の古馬中長距離路線を占う上で重要な一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
アーバンシック(牡4、武井亮厩舎)
前走の有馬記念・6着から巻き返しを狙うアーバンシック。スタートで出遅れてしまい、押して位置を取り行ったことや、超スローペース・馬混みで消耗し、最後は弾けることが出来ずに6着までが精一杯という内容でした。それでも勝ち馬から0秒5と大きくは負けておらず、昨年の京成杯も同じく出遅れとスローの競馬ながら2着に好走しているので、能力自体は上位。天皇賞春へ向けた前哨戦ということで、ここは本番を見据えた余裕残しの仕上げで臨みそうですが、スタート決めて自分のリズムで競馬ができれば強い競馬が出来るはずです。
シュヴァリエローズ(牡7、清水久詞厩舎)
現在京都大賞典とステイヤーズSを連勝中のシュヴァリエローズ。デビュー当初から1600~2000mを使われてきた同馬でしたが、長らく結果を出せず、昨年2月に2200mの京都記念を使って4着に好走。その後は目黒記念・2着、京都大賞典、ステイヤーズS連勝と長距離でパフォーマンスを上げてきました。2400m以上はオール馬券圏内と安定しており、6歳終盤でようやく適性距離を見つけて覚醒。豊富なスタミナが武器で、上がりがかかる展開になればさらに信頼度は増しそうです。
マテンロウレオ(牡6、昆貢厩舎)
アメリカJCC・2着から参戦するマテンロウレオ。折り合って脚を溜めていく競馬を展開し、早めに動いていった馬にも触発されずギリギリまで我慢し、直線は内から良い脚で伸びて2着に好走しました。2走前の中日新聞杯では前半58秒8、後半59秒6のハイペースで58.5kgを背負いながら3着善戦と、条件を考えれば大健闘。ワンパンチ足りず勝ちきれないところがありますが、近走はパフォーマンスが高く順位も上がってきています。今の充実度合いなら、あっさり勝っても不思議はないでしょう。