【桜花賞2019予想】平成最後の桜の女王は?ダノンファンタジーやグランアレグリアなど、出走予定馬を考察

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いよいよ今年もクラシックが開幕。牝馬クラシック第1弾「桜花賞」が4月7日、阪神競馬場で行われます。今年も桜の女王の栄冠を求め、3歳牝馬が仁川のマイルで熾烈なバトルを繰り広げます。今回は出走予馬の中でも注目度の高い有力馬を3頭ピックアップしてみた。

ダノンファンタジー(牝3、中内田充厩舎)

前走のチューリップ賞を制し、これで重賞4連勝と波にのるダノンファンタジー。スタートも良く、行きたがる素振りを見せながらも3番手で我慢し、最後は外へ進路を向けてあっという間に前をとらえると交わして1馬身差をつける完勝でした。馬群のなかでも折り合い、直線はスペースが見つかるまで冷静に対処してから抜け出す競馬ができており、格の違いを見せつけてくれました。クイーンCの勝ち馬クロノジェネシスや、朝日杯FS・3着のグランアレグリアとはまだ勝負付けが終わっておりませんが、それ以外の馬との比較では上位必須。ここでも主役らしい競馬を見せてくれるか。

グランアレグリア(牝3、藤沢和雄厩舎)

朝日杯FS・3着馬、グランアレグリアは今年はここから始動。ダメージを考慮して桜花賞へ直行するローテーションで臨みます。前走の朝日杯FSでは2番手から進め、直線で追い出されるも反応はもうひとつで、クリノガウディーに交わされ3着に惜敗しました。当日は小雨で馬場もやや重たくなっていたのも原因の一つと考えられます。新馬戦と2走目のサウジアラビアRCが高速馬場でしたので、高速馬場適性が高い馬である可能性は高いです。牝馬限定に戻ればチャンスはありそうですが、馬場と状態次第で評価は変わりそうです。

クロノジェネシス(牝3、斉藤崇史厩舎)

阪神JF・2着で、前走のクイーンCを制したクロノジェネシス。阪神JFでは出遅れて最後方からの競馬となってしまい、ペースも初めて早いペースを経験しました。対応した、というよりは、出負けしたことで前半の流れに入らなかったのが功を奏したようなかたちとなりましたが、この馬向きの条件でない中で2着まで来たのは大健闘でしょう。ペースはスローで、高速馬場の方が向きそうな印象です。実際、クイーンCではスローで持続力優位の末脚がある程度生かせたと思われます。出遅れると一気にわからなくなりますが、前目でレースを作っていく競馬ができれば。

他にも、阪神JF・3着、クイーンC・2着のビーチサンバや、アルテミスSでビーチサンバを降して勝利したシェーングランツなどの才女が揃いました。平成最後の桜の女王の座を射止めるのはどの馬か?若き乙女たちの熾烈な戦いに注目です。