【クイーンエリザベスS予想2025】秋の中距離王を決める豪州G1!ヴィアシスティーナやローシャムパークなど出走予定馬を考察

12日はオーストラリアのランドウィック競馬場で行われるG1「クイーンエリザベスステークス」が開催。日本馬は過去に5頭が挑戦し、2019年のクルーガーによる2着が最高。悲願達成に向けて今年も日本の精鋭が挑戦します。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ヴィアシスティーナ(牝7、C.ウォーラー厩舎)

昨年・2着の雪辱を果たすべく今年も参戦するヴィアシスティーナ。昨年はプライドオブジェミニが序盤から後続を5秒以上も突き放して逃げる特殊すぎる展開でした。ヴィアシスティーナ自身は後方から徐々にポジションを上げて、直線は長く良い脚使って追い上げる良い競馬をしています。これまでG1レースを8勝しており、昨年のコックスプレートでも2着のプログノーシスを8馬身突き放し、レコードを1秒余り更新する圧勝でした。大逃げを打ちそうな馬が不在の今年は昨年の雪辱Vを決められるか。

ローシャムパーク(牡6、田中博康厩舎)

前走の有馬記念・7着から参戦するローシャムパーク。2023年のオールカマー・1着以降勝利から遠ざかっていますが、大阪杯はクビ差の2着、BCターフでも同じくクビ差の2着と国内外のG1戦線で結果を出している素質馬です。大阪杯では向正面から一気に押し上げて長く良い脚を使っての2着、BCターフも出遅れながらも早めに動いて猛追して2着に追い込んでおり、ロングスパートの競馬を得意としている点は広いランドウィック競馬場でも活かせるはず。好相性のC.ルメール騎手とのコンビなら、期待度は高い1頭です。

ジオグリフ(牡6、木村哲也厩舎)

先週、ランドウィック競馬場で開催されたマイルG1のドンカスターマイルで18着に敗れたジオグリフ。マイルから2000mへと距離を伸ばしての連闘となります。昨年秋からはマイルへこだわっていますが、皐月賞・1着や札幌記念・2着など2000mの重賞で結果を出しており、距離延長はプラスに働く可能性は高そうです。また、雨でタフ馬場となった昨年の中山記念で3着、洋芝の札幌記念で2着に好走している点から、時計のかかる馬場もプラス。近走は精彩を欠いた結果が続いており、連闘のローテーションも気がかりですが、舞台条件が良化するここは巻き返しに期待したいところです。