【ラジオNIKKEI賞2019予想】夏の福島開催!ランスオブプラーナやディキシーナイトなど出走予定馬を考察

東京・阪神の開催が終わり、夏の福島競馬がスタートする。開幕週を飾るのは3歳馬のハンデ戦「ラジオNIKKEI賞」だ。小回りコースのハンデ戦というひと筋縄では収まらない条件で行われる同レースは、難解な夏競馬の開幕にふさわしい一戦と言える。

今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみたので、各馬を考察してみたい。

ランスオブプラーナ(牡3、本田優厩舎)

2走前の毎日杯で逃げ切り勝ちを果たし重賞初制覇を果たしたランスオブプラーナ。前走の皐月賞でも果敢に逃げるも、直線序盤で早々に後退し、最下位に敗れた。昨年12月にデビューしてすでに7戦と使われており、前走の皐月賞では疲れも出ていた可能性も高い。しっかり休養を経て、1週前の追い切りではCWコースで6F82.0-1F11.8と動けている。小回りコースでメンバーも大幅に楽になる今回は巻き返しが期待できそうだ。

ディキシーナイト(牡3、国枝栄厩舎)

前走のスプリングSでは先着2頭とは差のない3着に善戦したディキシーナイト。エンジンのかかりが遅く決め手に欠けるところがあるが、前走ではその分4コーナーで先に出して行く形をとって上位争いに食い込んた。その後はNHKマイルCを目標に調整されていく予定だったが、レース後に左前脚の球節に骨膜が見られ、春は全休。状態面が懸念されるが、1週前の追い切りでは坂路でこの日2番目に速い4F51.8-1F12.7をマークし、好調をアピール。復帰戦から勝ち負けが期待できそうだ。

ブレイキングドーン(牡3、中竹和也厩舎)

心肺機能の高さはかねてから高評価されていたブレイキングドーンは、今年の弥生賞で粘りの走りを見せて3着に入線。しかし、その後は皐月賞で11着、京都新聞杯では6着と結果を残せていない。皐月賞と京都新聞杯は、いずれも前のポジションを取れずにそのまま見せ場なく終わった。なかなか追えない馬なのでどうしても前目のポジションを取れないと序盤から厳しくなる。今回デビューから手綱を握っていた福永騎手から田辺騎手へと乗り替わりとなるので、騎乗の変化にも期待したい。

他にも、白百合Sを好位から押し切って完勝したレッドアネモスや、山藤賞を後方外から追い込んで勝利したギルマなど、勢いをつけて臨む馬たちも多く揃った。夏競馬一発目を制すのは果たしてどの馬か?ラジオNIKKEI賞は6月30日(日)、福島競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時45分の予定。