【札幌記念2019予想】豪華メンバーの“スーパーG2”!フィエールマンやワグネリアンなど出走予定馬を考察

18日(日)はサマー2000シリーズの最終戦「札幌記念」です。JRAのG2の中で最高賞金額が設定されており、夏場の重賞でありながら実績馬の参戦が多いことから“スーパーG2”の異名を持つ人気のレースで、G1昇格を叫ぶファンや関係者も少なくありません。

今年はどんなメンバーが集結したのか。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみましたので、各馬を考察してみたいと思います。

フィエールマン(牡4、手塚貴久厩舎)

菊花賞と天皇賞・春を制し、G1・2勝を果たしたフィエールマン。ここをステップに凱旋門賞へと向かう予定となっております。同馬にとっては洋芝適性や輸送など、凱旋門賞を前に様々なことを確認するための一戦。あくまで目標は先だけに、どの程度まで仕上げてくるのかが評価のポイントの1つとなりそうです。また、長距離重賞で活躍しているので、大幅に短縮となる2000mという距離が舞台ということも取捨を判断する材料となりそうです。最近はある程度の位置から競馬も出来るようになってきているので、ここでも力は発揮できるでしょう。実績的にもここは上位必至。国内で白星を飾って本番へ弾みを付けれるかに注目です。

ワグネリアン(牡4、友道康夫厩舎)

昨年ダービーを制してからは神戸新聞杯・1着、前走の大阪杯・3着と安定しているワグネリアン。今年は約6ヶ月ぶりの休み明けで大阪杯に挑んで3着に好走。今回も約4ヶ月半ぶりと大事に使われておりますが、久々なので仕上がりの状態が気になるところです。問題は2000mという距離で、これまで2000mは4戦して1勝のみ(1-1-1-1)。ただ、前走の大阪杯では前半で出して行き、前のポジションを取りに行く競馬も見せており、まだまだ馬も成長しております。使っていない分、今後の成長も楽しみな1頭です。秋へ向けて良い始動戦となるかに注目です。

ブラストワンピース(牡4、大竹正博厩舎)

昨年の有馬記念を勝利後、今年の始動戦であった大阪杯では1番人気に推されるも6着に敗れ、前走の目黒記念でも1番人気ながら8着に敗れました。ただ、目黒記念はスローからの瞬発力勝負となり、ブラストワンピースにとっては持ち味の行かせない展開となってしまいました。今回は洋芝なので、前走ほど上がりが速くなることはないかもしれません。この後は、フィエールマン同様フランスの凱旋門賞へ向かう予定となっており、ここが国内最後の一戦となります。ハービンジャー産駒ということで洋芝適性は高そうですし、凱旋門賞へ向けて良いステップとなるかに注目です。

他にも、昨年の札幌記念の覇者のサングレーザーや、17年のマイルCの覇者で昨年も2着に好走しているペルシアンナイトなど、今年もかなりの豪華メンバーが勢揃いです。札幌記念は8月18日(日)に、札幌競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時45分の予定。