【サウジアラビアRC予想2019】素質あふれる若駒達が集結!サリオスやアブソルティスモなど出走予定馬を考察

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今年で第5回目の開催となる「サウジアラビアロイヤルカップ」。昨年の勝ち馬グランアレグリアは桜花賞を制し、一昨年の勝ち馬ダノンプレミアムはその後は朝日杯FS、弥生賞を優勝し3連勝を達成。重賞格上げ前にいちょうステークスとして開催していた頃も、13年の勝ち馬イスラボニータや14年勝ち馬クラリティスカイなどは後にG1タイトルを手にしており、若駒の出世レースとして注目を集めております。重賞昇格になってまだ歴は浅いですが、今後もさらにハイレベルなレースが展開されていくはずでしょう。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみましたので、各馬を考察してみたいと思います。

サリオス(牡2、堀宣行厩舎)

新馬戦は手綱を持ったままで上がり33秒1を繰り出し、2着馬に2馬身差の快勝。終始外目を追走しながらこのパフォーマンスは圧巻で、瞬発力や持続力のレベルは重賞級と言って良いでしょう。2着のアブソルティスモはダービー馬レイデオロの弟で、その後の未勝利戦を順調に勝ち上がっていることからも、決して弱い相手ではないと言えます。デビュー戦で534キロと馬格もあり、パワフルなフットワークからもマイルはベストな舞台である可能性も。

アブソルティスモ(牡2、藤沢和雄厩舎)

デビュー戦は単勝1.4倍の1番人気に推されましたが、サリオスに交わされ2着に。それでも後続には7馬身差と大きく差を付けており、まだまだ楽しみな1頭です。前走は逃げた初戦とは打って変わってスタート後は行きたがるところを抑えられ、中団で控える競馬。直線では追われるもエンジンのかかりが遅く、ゴール前でぎりぎり差し切りハナ差で勝利という内容でした。普通なら負けているような展開でも差し切ったのは評価すべきでしょう。今回は前走同様に控えるのかどうか。偉大な兄を持つ血統なだけに注目です。

ロードエクスプレス(牡2、坂口智康厩舎)

新馬戦は好位のインでしっかりと脚を溜め、直線で進出して2着に3馬身半差を付ける快勝。小柄ですが、切れ味のある末脚と先行力は魅力。比較的スプリンタータイプを多く輩出するキンシャサノキセキ産駒ですが、同馬は前走もまだまだ余力がありそうでしたし、1F延長となるマイルは楽しみです。仕上がりの早い産駒の特徴通り完成度はすでに高く、上積みも期待できそうなここは前走以上のパフォーマンスも期待できそうです。

他にも、上がり33秒1の末脚で外からまとめて交わしてデビュー戦を勝利したクラヴァシュドールや、同じく最速上がり33秒9の末脚で大外から鋭く差し切ったエンジェルサークルなど、将来が楽しみな若駒が揃いました。サウジアラビアRCは10月5日(土)に、東京競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時45分の予定。