【スプリングステークス予想2025】皐月賞の王道トライアル!キングスコールやピコチャンブラックなど出走予定馬を考察

気温も少しづつ暖かくなり、春の訪れも感じる季節となってきました。競馬も春のクラシックシーズンが近づいてきており、中山では皐月賞トライアルの「スプリングS」が開催。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
キングスコール(牡3、矢作芳人厩舎)
札幌芝1800mのデビュー戦を快勝したキングスコール。好スタートから番手を追走し、1000m通過61秒5のスローペースで展開。早めに先頭に立ち、4F目から11秒台のラップを連続で続けて2着馬に3馬身差をつけて快勝しました。記録は0秒4も上回るレコード勝ちで、全く危なげない勝ちっぷりでした。その後は札幌2歳Sを予定していましたが、ソエで回避してその後も左前脚第一趾骨骨折を発症して休養に。今回は約7ヶ月ぶりの怪我明けと不安も残りますが、デビュー戦の勝ちっぷりは秀逸で、状態面さえ整っていれば勝ち負けになりそうです。引き続き藤岡佑介騎手とのコンビで完全復活を狙います。
ピコチャンブラック(牡3、上原佑紀厩舎)
前走のホープフルS・13着から巻き返しを狙うピコチャンブラック。3番手の好位追走と完璧な位置取りで競馬を進めるも、やや掛かっており勝負どころでも手応えなく沈んで13着に敗退しました。2走前のアイビーSはスローペースを番手から運ぶも、最後は勝ち馬にキレ負けして2着に惜敗。ただ、アイビーSは2歳戦史上2位の好時計で時計自体は優秀ですし、前走も集中力を欠いただけで力負けという印象はありません。デビュー戦はスローペースで逃げて7馬身差の圧勝で、逃げて自分のペースで競馬ができれば強いはず。馬場や距離などまだ適性面で未知な部分も多いですが、デビュー戦やアイビーSの内容は強く、ここでは地力上位と見て良いでしょう。
マテンロウバローズ(牡3、昆貢厩舎)
前走のこぶし賞を快勝し、2戦2勝で駒を進めてきたダノンセンチュリー。6頭立ての少頭数ではありましたが、4コーナー最後方から馬群を割って上がり最速3F34秒3の脚で差し切る強い内容でした。東京芝1600mのデビュー戦も好位追走からしぶとく伸びて差し切っており、決め手は上位。また、折り合い面に不安がない点も好材料で、1Fの延長も問題なさそうです。むしろ長い距離でこそポテンシャルを発揮しそうな気配があり、楽しみな1頭です。