【ステイヤーズS予想2021】JRA最長距離の平地重賞！オセアグレイトやボスジラなど出走予定馬を考察

今週末からは中山競馬が開催。開幕を飾る重賞はJRA最長距離の平地重賞「ステイヤーズS」です。長距離に自信のある馬が一堂に会する数少ない長距離重賞レースの1つです。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので、各馬を考察していきたいと思います。

オセアグレイト（牝5、菊川正達厩舎）

昨年のステイヤーズSの覇者、オセアグレイト。ただ、それ以降は一度も掲示板に絡めておらず、不振が続いています。有馬記念や天皇賞(春)などG1戦線では一枚落ちるものの、ダイヤモンドS・3着の実績があるなど長距離のG2では上位のステイヤーです。前走の京都大賞典では休み明けの中、決して得意ではないスローからの決め手勝負を0秒4差の6着と悪くない内容。ひと叩きして距離延長となるここは巻き返しが期待されます。

ボスジラ（牡5、国枝栄厩舎）

昨年6着のボスジラ。今年は初戦のダイヤモンドSで9着、前走のアルゼンチン共和国杯・15着と重賞戦線ではまだ掲示板も取れていませんが、昨年は丹頂S・1着、札幌日経OP・2着など、2600mのオープン2戦で好走しているように、長距離戦は得意な舞台。前走のアルゼンチン共和国杯は逃げてスローに落とすも、後半も遅いままで切れ負けしてしまいました。先行して粘り込める中山が舞台なら、パフォーマンスを上げてくる可能性は高そうです。

カウディーリョ（牡5、堀宣行厩舎）

前走の丹頂Sを快勝したカウディーリョ。2走前の札幌日経OPでも先行して2着に好走しており、夏の北海道で力を付けてきました。前走の丹頂Sは終始ゆったりとしたスローペースで勝負どころを迎えると、直線は抜群の手応えでしぶとく伸び、激しい追い比べを制してクビ差凌ぎ切る強い内容でした。前走で馬券圏内に好走しているのは同馬だけで、勢いは抜けています。悲願の重賞初勝利となるかに注目です。