【天皇賞秋2020予想】秋の中距離王決定戦!アーモンドアイやクロノジェネシスなど出走予定馬を考察

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今週末はいよいよ秋の大一番「天皇賞秋」です。近年はこの後にジャパンCや有馬記念、あるいは香港へ向かう実績馬も増えてきており、色々な意味でも注目度が上がってきている一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみたので、各馬を考察してみたいと思います。

アーモンドアイ(牝5、国枝栄厩舎)

世界も認める最強牝馬アーモンドアイ。前年度覇者で、芝G1・8勝目の新記録を目指して今年の秋は天皇賞秋から始動。前走の安田記念は2着でしたが、中2週という間隔で稍重、スタートでやや出遅れという条件でスピードと瞬発力が武器のグランアレグリアを相手に2着は立派な結果と言えるでしょう。昨年は1分56秒2の猛時計で制覇しており、東京の芝2000mはベスト舞台。サートゥルナーリア、グランアレグリア、サリオスなどライバルも続々回避する中で、しっかり休んで適性舞台に戻るここはもはや敵なしと言えそうです。

クロノジェネシス(牝4、斉藤崇史厩舎)

今年の宝塚記念を5馬身差で圧勝したクロノジェネシス。大阪杯でも2着に好走しているように阪神コースの適性は高そうで、とくに瞬発力勝負になりにくい阪神の2200mは絶好の舞台と言って良さそうです。このことから阪神開催となる今年のエリザベス女王杯へ向かうかとも思われましたが、東京の天皇賞秋へ駒を進めてきました。距離の不安はありませんが、道悪が得意な同馬にとって近年高速化が目立つ東京競馬場の馬場が合うかどうかは懸念材料の一つとなりそうです。

フィエールマン(牡5、手塚貴久厩舎)

前走の天皇賞春を制し、G1・3勝目を果たしたフィエールマン。秋はオールカマーからの始動を予定していましたが、熱発で同レースを回避。大目標はジャパンカップというローテーションでしたが、目標を天皇賞秋へと変更し、ここへ直行してきました。G1・3勝は全て3000m以上の距離ということで、中距離以下ではやや実績に欠ける点がネックとなりそうです。持続力と勝負根性は高いレベルですが、スローの瞬発力勝負となると分が悪そうな気配も。力を出せる展開になれば。