【天皇賞春2020予想】春の古馬長距離王決定戦!フィエールマンやユーキャンスマイルなど出走予定馬を考察

3日(日)はいよいよ春の古馬長距離王を決めるG1「天皇賞・春」が京都競馬場で開催。スタミナ自慢の競走馬たちが集結する長丁場の一戦です。 今回は出走を予定している競走馬の中でもとくに人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。

フィエールマン(牡5、手塚貴久厩舎)

昨年の勝ち馬で菊花賞馬のフィエールマン。ディープインパクト産駒で唯一3000m以上の距離でG1レースを2勝している生粋のステイヤーです。昨年の秋はフランスの凱旋門賞にも挑戦しますが、重馬場に泣いて12着と惨敗。続く有馬記念でも4着と国内で初めて馬券圏外に敗れますが、海外帰りの疲れやダメージが懸念された中で十分地力を示したと言えるでしょう。得意の京都の舞台でしっかり疲れも取れた今回は巻き返すチャンスは十分。

ユーキャンスマイル(牡5、友道康夫厩舎)

昨年の天皇賞春は5着に入着したユーキャンスマイル。菊花賞では3着とG1はわずかに届きませんでしたが、ダイヤモンドSと阪神大賞典を勝利しており長距離は得意な舞台。これまで左回りでの好走が目立っており、右回りではややもたれる面を見せていましたが、前走の阪神大賞典を勝利し右回りを克服。馬体重もこれまでで一番重い500キロと余裕残しの仕上げで勝てた点も好材料で、叩き2戦目で良化が期待できる今回は昨年以上のパフォーマンスが期待できそうです。

キセキ(牡6、角居勝彦厩舎)

前走の阪神大賞典で7着に敗れた菊花賞馬のキセキ。父ルーラーシップ譲りの悪い癖が出てきたのか、前走は出遅れに暴走と全く競馬になりませんでした。発走調教再審査が課せられましたがこれに無事合格し、今回は武豊騎手との新コンビで春盾に挑戦です。どのような競馬になるかは未知ですが、盾男・武豊騎手ならしっかり制御を利かせるだろうと期待するファンも少なくないでしょう。2017年の菊花賞以来勝ちに見放されていますが、大崩れはない馬で、菊花賞ぶりとなる京都が舞台なら復権果たせるか。

他にも、日経賞を制したミッキースワローや、阪神大賞典・3着のメイショウテンゲンなど有力ステイヤーが多数揃いました。天皇賞春は5月3日(日)に、京都競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時40分の予定。