【東京ジャンプS予想2025】春の東京開催、最後の障害重賞!ジューンベロシティやオールザワールドなど出走予定馬を考察

春の東京開催、最後の重賞は障害G3「東京ジャンプステークス」です。19年の勝ち馬シングンマイケルはここから連勝して暮れの中山大障害を制しており、障害G1の登竜門的なレースとしても注目を集めている一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
ジューンベロシティ(牡7、武英智厩舎)
東京ジャンプS・三連覇をかけて参戦するジューンベロシティ。前走の中山グランドジャンプはマイペースで逃げていきますが、勝ち馬に標的にされてしまい、3コーナー残り800mを切った辺りで失速。最後は交わされて4着に敗退しましたが、もともと4000m以上のスタミナを要する条件はベストではなく、前走のような我慢比べの展開になると厳しかったという印象。東京ジャンプSの東京3110mという条件では【3-0-0-1】と安定しており、ここでも巻き返しの期待は十分です。
サイード(セ6、角田晃一厩舎)
前走の小倉ジャンプS・2着から参戦するサイード。障害重賞は未だ未勝利ですが、今年初戦の牛若丸ジャンプSでは逃げ馬から離れた好位グループ追走から抜け出して4馬身差で勝ち切る強い勝ちっぷりでした。前走の小倉ジャンプSでも中団で脚を溜め、勝負所からスムーズに進出して0秒1差の2着に好走。ローカル重賞では勝ち負けになるということは証明できたので、東京コースではどうかという懸念はありますが、近走で着実に力はついてきており、ここでも楽しみな1頭です。
ホッコーメヴィウス(セ9、清水久詞厩舎)
約10ヶ月ぶりに復帰するホッコーメヴィウス。昨年8月の小倉サマージャンプでは左前肢挫創で取消となり、今回は待望の復帰戦となります。小倉サマージャンプの前走の新潟ジャンプSでは先手を取ってマイペースに持ち込み、最後も後続の追い込みを振り切って障害重賞4勝目を達成と、もともと能力は上位。東京ジャンプSは2021年・2着、2022年・2着の実績もあり、同じ条件の東京ハイジャンプでも2021、2022、2023年の全てで2着に好走しており、適性も十分。今年で9歳ですが本来の力を発揮できる状態まで戻っていれば、当然ここでも勝ち負けでしょう。