【東京新聞杯2022予想】春G1を目指すマイラーが集結!カラテやファインルージュなど出走予定馬を考察

記事「【東京新聞杯2022予想】春G1を目指すマイラーが集結!カラテやファインルージュなど出走予定馬を考察」のサムネイル画像

2月最初の重賞は名物マイル重賞「東京新聞杯」です。マイル路線の古馬はこのレースから大舞台へ向けて駒を進めることが多く、今後のマイルG1戦を占う上でも欠かせないレースと言えます。今回は中でも人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。

カラテ(牡6、高橋祥泰厩舎)

昨年の覇者カラテは連覇を狙って今年も参戦。昨年の関屋記念は2着、オータムハンデで5着とマイル重賞戦線で善戦しています。予定していた富士Sを爪の不安で回避するなど調整に苦労するところもありましたが、今年初戦のニューイヤーSではメンバー上がり最速34秒3の末脚で豪快な差し切り勝ちを披露。東京や新潟といった直線の長い左回りで好走しており、ここはベスト舞台。前走同様の差し脚を繰り出せれば、昨年の再現もあるでしょう。

ファインルージュ(牝4、木村哲也厩舎)

前走秋華賞・2着のファインルージュ。キャリア7戦中6戦が馬券圏内で重賞2勝と安定しており、桜花賞・3着、秋華賞・2着とG1戦線でも上位に来ている実績馬です。唯一馬券圏外に敗れたオークスの11着も、2400mの距離が長すぎたためと敗因は明確です。牝馬ながらデビュー時点で480kgを超える馬格の持ち主で、母のパシオンルージュは芝1000メートルを得意としていた短距離馬。マイルのここなら不安は無いでしょう。G1で通用するスピード、瞬発力、底力がある馬で、ここは上位争いが期待されます。

ホウオウアマゾン(牡4、矢作芳人厩舎)

昨年のアーリントンCの覇者、ホウオウアマゾン。秋初戦のスワンSで3着、年末の阪神Cで2着と1400mから1600mの重賞戦線で活躍。逃げの手もある快速馬ですが、前走の阪神Cは中団の内からロスの無い競馬で進め、直線は空いた内から渋太く脚を伸ばす競馬で2着に好走と脚質に幅も出てきています。末脚もなかなか切れそうですが、先行力があり、容易に先手が取れるのが強みで、前目に取り付いて押し切る競馬で強さを発揮。開幕2週目の東京の馬場なら、強みも生きてくるでしょう。