【ヴィクトリアマイル予想2025】春の古馬女王決定戦!アスコリピチェーノやボンドガールなど出走予定馬を考察

春の古馬女王決定戦「ヴィクトリアM」がいよいよ開催です。トップクラスのマイラーと中距離馬が激突する難解な一戦ですが、今年はどんな有力馬が集まったのでしょうか。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
アスコリピチェーノ(牝4、黒岩陽一厩舎)
前走の1351ターフスプリント・1着から参戦するアスコリピチェーノ。道中は逃げた同じ日本馬のウインマーベルをマークしながら追走し、直線は日本勢2頭のマッチレースとなり、これを制して重賞4勝目を達成しました。阪神JF・1泊、桜花賞とNHKマイルCで2着、京成杯AH・1着とこれまで国内のマイル重賞戦線で結果を出してきたアスコリピチェーノでしたが、初の海外、初の短距離を克服しての快勝は立派。国内戦では一度も連対を外していないだけに、ここでも勝ち負けの期待十分でしょう。
ボンドガール(牝4、手塚貴久厩舎)
前走の阪神牝馬S・5着から巻き返しを狙うボンドガール。これまで重賞を8戦して【0-5-1-2】と勝利数こそ0回ですが、複勝率は75%と好走率は高めです。東京マイルも4戦して【1-2-0-1】とコース適性もすでに証明済みで、阪神マイルからの東京マイル替わりはプラス。ここ5戦は全て上り3位内の脚を使えており、終いの脚もG1クラスです。控える競馬スタイルが基本のためどうしても展開に左右されるところがありますが、流れさえ向けばあっさり勝ち切っても不思議はない1頭です。
ステレンボッシュ(牝4、国枝栄厩舎)
大阪杯・13着から巻き返しを狙うステレンボッシュ。少々負け過ぎな感もありましたが、強豪牡馬が相手で、レースも従来のレコードを1秒更新する驚愕のタイムでの決着とレベルは高い一戦でした。前走後は香港G1・チャンピオンズ&チャターカップが検討されていましたが、輸送や舞台を考慮して国内専念を決めて駒を進めてきました。不可解な負け方から約1年ぶりのマイル戦と今回もハードルは高めですが、本来は崩れることが少ない安定感の高い馬で、桜花賞を制した女王の実力はこんなものではないはず。復権を果たせるかに注目です。