ブチコ引退、ゲートは克服できないまま繁殖牝馬入り

19日、白毛にブチ模様の馬体で人気を集めていた競馬界のアイドルホースブチコ(牝5、栗東・音無秀孝厩舎)の現役引退が決まった。

ブチコは今週17日に、京都9Rの雅S(1600万下、ダ・1800m)に1枠1番で出走。しかしスタート前にゲート内をくぐろうとし、前扉を破損。これにより大外からの発走となり4着に入着した。

この一件で同馬は2月16日まで出走停止処分となり、停止期間満了後に開催競馬場で発走調教再審査を受けることになった。

しかし19日に事態は急変。発走試験を受けることなく、現役を引退することが同馬を管理する音無調教師より発表された。ゲート内でのトラブルは昨年に続き3度目で、ゲート難であることはファンの間でも知れ渡っていたことだが、ついにゲートという課題を克服できないまま、無念の引退となった。

今後は北海道のノーザンファームで繁殖入りすることが明らかになっており、繁殖牝馬としての準備が始まる予定。ブチコ号、お疲れ様でした。

ブチコ(牝5)
通算成績16戦4勝[4-2-1-9]。父キングカメハメハ、母シラユキヒメ。