運気急落中の古川騎手、今週から復帰で挽回なるか?

勝負事には目に見えない流れや運などがやはりあるようで、今年好調に見えた古川吉洋騎手に急ブレーキが掛かってきています。テイエムジンソクが今年の1月に東海ステークスを勝利、続く2月にはサトノフェイバーがきさらぎ賞を制覇し、本賞金加算により春のクラシック出走に内定を決めたあたりまでは非常に良い流れだったと思いますが、その後は不遇が続きます。

テイエムジンソクで挑んだフェブラリーステークスは初の東京競馬場という舞台が災いしたか大きく崩れて12着と大敗、3月24日の中京7Rピエナアラシでは4頭の進路を狭くしたこと、同様の不注意騎乗が2月13日にもあり短期間続けてということで加重制裁となる9日間に及ぶ騎乗停止をうけました。

さらに、29日の名古屋大賞典では、地方交流ということで制裁対象外だったためメイショウスミトモで出走しましたが落馬により競走中止。極めつけはきさらぎ賞勝ち馬のサトノフェイバーが故障による放牧となり、春のクラシック参戦が絶望的となってしまった点でしょう。

今年に入って3ヶ月という短期間に天国と地獄を味わった古川騎手ですが、ようやく騎乗停止処分があけて今週から戦線復帰となります。3月から4月にかわりツキも変わるはずと、気持ちも切り替えていかなくてはいけません。特に頑張らなければいけないのは5月に控える平安ステークス。フェブラリーSでは大敗を喫したテイエムジンソクですが、G3ならば一番人気必至でしょう。

そして春の大目標はおそらく帝王賞。今年の東海ステークスを勝利しているため収得賞金には余裕があるかと思いますが、古川騎手自身の悪い流れは早めに断ち切っておきたいところ。